8月も終わりに近づいたが、まだまだ暑い日が続く。とくに今年は猛暑日が長く続き、体調を崩した人も多いのではないだろうか。いわゆる「夏バテ」というと、食欲の減退や慢性的な疲れを想像する人が多いが、実は夏に起こりがちな体調不良の総称。暑さがピークを迎える7月、8月もさることながら、暑さが一段落した秋口にも注意が必要である。
そこで今回は、ビックカメラ有楽町店本館の専門相談員、山藤順一氏に話を聞きながら、夏のヘルスケア商品をチェックしたい。山藤氏によると、ヘルスケア需要は8月下旬頃がピーク。とくに最近は健康志向の高まりを受け、若い女性や中高年層を中心に日常的に健康面を気にする人が増えているという。
まずは、自宅で手軽に足湯に入ることのできる「フット・バス」だ。足湯は全身浴よりも体に負担をかけず(心拍数を上げずに)入浴が可能。副交感神経を高めるリラックス効果をはじめ、血行促進による足のむくみ解消、発汗作用なども期待できる。そしてなにより“気持ちいい”のが最大のメリットだ。「足湯が気持ち良いのは男女共通ですが、とくに女性は足のむくみをとり、リラックスするために購入するケースが多いようです。使い方は簡単。お湯をはり、1日10分から15分程度、ゆっくりと足を温めてください」(山藤氏)。
最近は、お湯の保温機能、気泡の発生、振動機能、マッサージ用アタッチメントといった付加機能が付いた製品が増え、選択の幅は広い。
順位 | メーカー | 型番 | 店頭価格 |
---|---|---|---|
1位 | アルインコ | MCR-3600 | 8980円 |
2位 | ヤーマン | HB6Z フットスパ | 2万円台半ば |
3位 | 松下電工 | EH-280 | 8880円 |
アルインコの「MCR3600」は、前方からの強力な噴流で疲れた足をもみほぐすパワフルな“フット・バス”。気泡マッサージや振動マッサージも可能だ。入浴して足が柔らかくなったら「マッサージボール」「角質取り」「洗浄ブラシ」という3種類の回転アタッチメントを使って足のポイントケアも行える。本体サイズは390(幅)×440(奥行き)×215(高さ)ミリ。
ヤーマン「HB6Z フットスパ」は、いわゆるゲルマニウム温浴が可能なフットバス。本体に浴用剤30袋が付属しており、使用すると最初は透明だったお湯がだんだん濁ってきて最後には茶色になる。お湯の色が変わっていく様子は気分的にも良い効果を与えそうだ。1日1回10分でリフレッシュ。本体サイズは420(幅)×320(奥行き)×170(高さ)ミリ。
「EH-280」はナショナルの低価格フットスパ。温浴と振動、そして気泡によるマッサージ効果で足の血行を促進する。熱めのお湯(42度前後)で約10分間の足浴が丁度いい。また、足の裏を刺激する「足裏ローラー」と凸凹の付いた「足裏刺激パッド」が付属する。これらのアタッチメントは本体中央部に取り付け可能。前後に位置を調節して、好みのポイントを探しだそう。外形寸法は350(幅)×410(奥行き)×190(高さ)ミリ。
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