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ソニー、HDDコンポ「ネットジューク」3機種を発表

» 2007年09月11日 16時48分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月11日、HDDコンポ「ネットジューク」の新製品3機種を発表した。価格はすべてオープンプライスで、10月20日から順次発売する予定だ。あわせてワイヤレスプレーヤー「NAS-C5」もリリースしている。

photophoto 上位モデルの「NAS-M95HD」とスタンダードモデル「NAS-M75HD」
photophoto エントリー機の「NAS-D55HD」とワイヤレスプレーヤー「NAS-C5」
製品名 概要(HDD容量) 実売想定価格(※) 発売日
NAS-M95HD HDDコンポ(250Gバイト) 12万円前後 11月10日
NAS-M75HD HDDコンポ(80Gバイト) 8万円前後 10月20日
NAS-D55HD HDDコンポ(80Gバイト) 6万円前後 10月20日
NAS-C5 ワイヤレスプレーヤー 3万円前後 11月21日
※価格はすべてオープンプライス

 CDやラジオ、外部入力などの楽曲をHDDに溜め込み、ジュークボックス感覚で楽しめるオーディオコンポ。250Gバイトもしくは80GバイトのHDDを内蔵し、内蔵HDDにMP3、ATRAC、もしくはリニアPCMで録音する。パソコンに貯めたMP3やATRACをネットワークやUSBメモリを使って取り込むことも可能だ。全機種にウォークマン専用の転送ポート「WM-PORT」を搭載しており、HDDからウォークマンへ楽曲を最大50倍速で転送できる。

 蓄積した楽曲には、ネットワーク経由で自動取得したアーティスト名やタイトルなどの楽曲情報が付加される。楽曲情報の入っていないMDやアナログ音源の場合は、楽曲の波形データから曲を識別してタイトルを自動入力。また、FM/AMラジオを録音する際には、ソニー独自の「12音解析技術」により音楽部分とトーク部分を自動判別しながら録音できる。頭出しはもちろん、「音楽だけ」「トークだけ」の連続再生も行える。

 音楽配信サービス「エニーミュージック」にも対応。インターネットに接続すれば、パソコンを使わずに音楽ダウンロードやオンラインCDショップ、FMオンエア情報など各種サービスを楽しめる。また、利用登録をしていない場合でも、インターネットに接続していれば、「エニーボタン」を押して最新楽曲のジャケット写真を閲覧したり、試聴することが可能になった。

 HDDに蓄積した楽曲は、前述の12音解析技術で曲調やリズムによって29のジャンルに分類(チャンネルと呼ぶ)。ユーザーはチャンネルを選ぶだけで、そのときの気分にあった楽曲が連続再生される。新機種では、従来の「おはようタイム」「ウォーク」「シフトアップ」など気分や雰囲気、時間帯ごとのチャンネルにくわえ、新たに春、夏、クリスマスなどの「季節チャンネル」が追加された。なお、同機能で自動分類したプレイリストを作成し、ウォークマンに転送することもできる。

 「NAS-M95HD」「NAS-M75HD」の2機種には、ソニーお得意のデジタルアンプ「S-Master」を搭載した。アンプの出力は、M95HDが26ワット+26ワット、M75HDとD55HDは20ワット+20ワット。付属のスピーカーはいずれも2Wayバスレフ型。最上位モデルのM95HDには、高級オーディオスピーカーにも使われるアラミド繊維製コーンのウーファーやカーボングラファイトのコンポジットドーム型トゥイーターなどが採用されている。

ワイヤレスプレーヤー

 「NAS-C5」は、ネットジュークやDLNA対応機器に貯めた楽曲をワイヤレス再生できるネットワークプレーヤーだ。木製キャビネットにフルレンジスピーカーとアンプを内蔵したオールインワンタイプで、MP3、ATRAC、WMA、リニアPCMをストリーム再生する。アンプ出力は10ワット+10ワット。65ミリ径のフルレンジコーンスピーカー×2を搭載する。

 本体にはワイヤレスLANを内蔵。バッファーのAOSSをサポートしており、同社製の無線LANルータと併用する場合は簡単な作業で設定が終了する。また、サーバを介さずに「J-WAVE Brandnew-J」(ネットラジオ)を直接再生する機能も備えた。

 外形寸法は340(幅)×123(高さ)×212.5(奥行き)ミリ、重量は約3.1キログラム。ステレオミニの外部音声入力も1系統備えている。

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