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フルHD対応の小型デジタル“ビデオ”カメラ――Xacti DMX-HD1000レビュー(4/6 ページ)

» 2007年10月09日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
撮影時の画面。基本は動画用のワイドで、静止画用シャッターを半押しにすると画角が変わって静止画撮影状態になる。ディスプレイの横に「ノーマル・シンプル」切替スイッチがある

 特徴は円形ボタンの上にある「フルオートボタン」と、液晶パネルの左にある「SIMPLE/NORMAL」切替ボタン。

シンプルモードではこのように機能は最小限で各項目へ親切な解説が表示される。機械が苦手な人もこれでOK。さらに音声ガイドも従来通り装備している(左)。ノーマルモードのメニュー。撮影用に3画面、オプション設定に3画面ある。十字キーでタブを選び、各項目をセットする(右)

 前者はこれを押すと自動的にフルオートモードになり、すべてのセッティングが自動的に決められる。

 後者は通常はNORMALで、SIMPLEにするとメニューが制限され、極めてシンプルになる。動画モードは、フルHD、TV、Webの3種類しかない、というくらい。非常に初心者を意識した、ビデオカメラっぽい設計になっているのが分かる。

 液晶モニターは2.7インチのワイド。これはなかなか大きくて見やすい。

グリップ部のカバーを開けるとバッテリー(左)。バッテリーは大きく分厚くなり、容量も1900mAhと前モデルより増えている。グリップ部下にSDメディアカードスロットがある(右)。もちろんSDHC対応

 もうひとつ大きく変わったのはバッテリー。バッテリー自体が大きくなり、容量も増え、連続撮影時間も長くなった。

 なお撮影機能はハイエンド機だけあって豊富でマニュアル露出も可能。ここでのISO感度設定や露出は動画にも静止画にも影響を与える。シャッタースピードを速く設定すれば動画時もそのシャッタースピードで撮影する。また暗いところでは「高感度モード」が使える。高感度モードにすると実質上のフレームレートは落ちるがその分シャッタースピードを遅くするので画質が維持できる。

オプションメニューでは細かい環境設定を行う。こちらも設定内容は豊富(左)。十字キーにはショートカットをセットすることが可能。この写真はお勧め設定だが、任意の機能を割り当てることもできる(右)
上面のフラッシュ後ろにはアクセサリシューが隠れている。ホットシューではないので外付けフラッシュはつけられないが、外部マイクやビデオ用ライトを付けるのによい

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