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リビングのコアになる多機能液晶テレビ“REGZA”「Z3500」(4/6 ページ)

» 2007年10月15日 18時01分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 録画はもちろん電子番組表から行える。基本的には番組を選んで録画先のHDDを確認(必要があれば変更)するだけだ。連ドラなどを録画するための「連ドラ予約」機能も備えており、ダブルチューナーなので予約録画は基本的に裏番組録画として実行される。ダブルチューナーなのに2番組同時録画が行えないなどもったいない部分もあるが、要は裏番組をシングルチューナーの単体レコーダーで録画するのと同じだ。機能的な遜色はほとんどない。録画で気になるとすればリモコンには録画ボタンがなく、手動録画もメニュー操作から録画先を選んで実行する必要があることくらいだろうか。

photophoto 電子番組表で番組を選択するとこのウインドウが表示される。このまま「録画予約」を選択すれば既定の保存先に録画される。「連ドラ予約」ではいわゆる毎週予約が可能
photophoto 「連ドラ予約」では放送時間変更に対応するためのキーワードの設定も行える

 電子番組表は、良い意味でRDシリーズのエッセンスがちりばめられている。ラテ欄タイプで7チャンネル5時間分を1画面に表示。初期設定では1放送局1チャンネル表示となっているので、東京地区であればNHKと在京キー局を横スクロールなしで全て表示可能だ。

photophotophoto 順に標準,最小,最大の文字サイズ。一覧性自体は変更しない所が東芝らしい

 NHKは現在でも一部時間帯ではマルチチャンネルで番組を放送しているが、局単位で1チャンネル表示とマルチチャンネル表示を切替できる。ときどきマルチチャンネル表示しかできないような電子番組表も見かけるが、民放ではほとんどマルチチャンネル放送が行われていない実態を考えると首を傾げてしまう。これ以外にも、チャンネルスキップに設定したチャンネルは番組表に表示しないなど細かくカスタマイズできる。

photo NHK教育だけをマルチチャンネル表示に変更した

 電子番組用を呼び出した最後に表示した日時、時間帯で表示されるのも特徴的。これもRDシリーズからの流れだ。この点に関しては好き嫌いもあると思うが、リモコンの「青」ボタンで現在の時間にすぐ切替えられるし、ガイダンスも表示されているのですぐになれるだろう。番組を視聴しながら画面下1/3程に表示されるミニ番組表も備えており、ザッピング派にも便利だ。

photo ミニ番組表。2時間分のみの表示になっている以外は通常の電子番組表と同じ機能。ここから録画予約もできる

 録画番組の再生は先に保存先のHDDを選択するというワンクッションの操作が増えるが、この点を除けば単体レコーダーと比べても遜色ない。番組一覧はジャンル別などにくわえて「連ドラ予約」で録画した番組は予約単位で一覧することも可能。選択操作も階層を移動するのではなく、2重に装備した4方向キーを活用してダイレクトに操作ができる。録画中の番組を選択すれば「おっかけ再生」も可能で、レジューム再生もサポート。一覧でのフォーカス移動はちょっとレスポンスが悪い感じは受けるが、我慢できる範疇だろう。

 再生中には5段階の早戻し、早見再生が可能なほか、RDシリーズでお馴染みのCMスキップに便利な「ワンタッチスキップ」(30秒再生位置を進める)、「ワンタッチリプレイ」(10秒再生位置を戻る)も利用できるし、これらの移動秒数はカスタマイズも可能。テレビ視聴中に再生ボタンを押すと最後に再生していた番組を再生できるなど、電子番組表同様にRDシリーズのエッセンスがしっかりと注ぎ込まれている感じだ。

photo 最近のRDシリーズに似たデザインのリモコン。方向キーの外側にも2重マークの方向キーがあり、これがうまく活用されている。入力切替もシーソー式になっており、少ないステップで操作が可能だ

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