レビュー
» 2007年10月16日 09時07分 UPDATE

レビュー:日本ならではの+α、ワンセグウォークマン「NW-A910」 (1/4)

シリーズフラグシップとして登場した“ウォークマン”NW-A910はノイズキャンセルをはじめとした高音質化機能のほか、日本ならではのワンセグ機能も搭載した「全部入り」だ。

[渡邊宏,ITmedia]

 アップルがiPodシリーズにiPod touchというドラスティックな進化(変化と言うべきか)を果たした新製品を追加してひと月も経たないうちに、ソニーからシリーズフラグシップに位置する新たなウォークマンが投入された。それが「ワンセグ」という日本ならではの機能をプラスした「NW-A910シリーズ」だ。

 メモリ容量の違いで「NW-A916」(4Gバイト)/「NW-A918」(8Gバイト)/「NW-A919」(16Gバイト)の3製品が用意されるが、今回はNW-A919をベースとしたソニースタイルオリジナルモデルの「NW-A919/BI」を取りあげ、ワンセグに関する機能を中心にチェックしてみた。

photo NW-A919/BIと標準モデルの相違点は、ブラッククロムメッキを施し研磨職人が1つ1つ磨き上げた表面仕上げ(標準モデルは絞り加工/研磨なし)。

メカっぽい密度感の高いボディ

 本製品はシリーズ最上位製品という位置づけで、NW-S710F/S610Fシリーズ(レビュー)と同じくカードタイプのボディデザインながら、液晶はシリーズ最大の2.4インチを搭載するほかよりエッジの効いたスタイルとなっており、外観から受ける印象はかなり異なる。

 本体サイズはサイズは86.8(高さ)×48(幅)×12.3(厚さ)ミリ/約74グラム。約79.5(高さ)×42(幅)×11.5(厚さ)ミリ/約52グラムのNW-S715Fよりも一回り大きくなっており、手にすると重量感もある。数値上ではさほどの差に思えないが、NW-S710F/S610Fシリーズよりも液晶が1.8インチ→2.4インチと大型化してるためか、前面ボタン部に割り振られたスペースが小さくなっており、相対的に液晶画面がより大きく、デバイスとしての密度感が増した印象を受ける。

photophoto 右側面には音量調節ボタンとワンセグ用アンテナ(左)、左側面(右)

 iPodはモデルチェンジしても「あくまでもシンプル」にというデザインコンセプトを貫いているが、本製品はシャープなラインや密度感のあるレイアウト、側面に折りたたまれたアンテナなどから最新携帯電話にも通じる男性的なメカメカしさを感じる。デザインとしてどちらを好むかは嗜好の範囲内だが、個人的には好感が持てる。

photophoto 下側面の中央はWM-PORT、WM-PORTの左側にイヤフォンジャックがある(左)、上側面にはホールドスイッチとノイズキャンセルON/OFFスイッチ(右)

 液晶下部にはセンターが再生/一時停止ボタンとなる5方向ボタンとOPTIONボタン、BACK/HOMEボタン。右側面には音量調節ボタンとワンセグ用アンテナ、上側面にはホールドスイッチとノイズキャンセルのON/OFFスイッチが設けられている。主なボタン配置はNW-S710F/S610Fシリーズと共通だが、イヤフォンジャックが底面に設けられている点が大きく異なる。

 NW-S710F/S610Fシリーズのレビュー時に指摘したが、本体を縦に持ち操作する利用スタイルを想定すると、イヤフォンジャックが下部にあり、ケーブルが手首側へ流れる方が操作時の安定性は高まる。胸ポケットに入れるとポケット内で本体上下が逆になりやすいという弱点もあるが、音楽/動画/静止画/ワンセグの各機能を備えた高機能機だけに操作性を優先したと見るべきだろう。

photophoto ワンセグ用アンテナを展開(左)、アンテナはもう一段階伸びる(右)、
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