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日立、厚さ35ミリの超薄型液晶テレビ“Wooo”「UTシリーズ」を発表レイアウトフリー(2/2 ページ)

» 2007年10月23日 14時29分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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photophoto 壁掛けユニットの比較(左)。手前は他社製品で、奥が新製品。ここまで壁に近づける。なお壁掛けユニットは固定タイプ「TB-LKF0081」(9800円)とチルト機構付きの可変タイプ「TB-LKA0081」(1万7500円)の2種類がある。このほかフロアスタンド「TB-LSZ0081」(1万9800円)もラインアップ。これら3つのオプションは32V型/37V型向けだが、42V型用のオプションも製品発売に合わせて追加する予定だ。背面もキレイ(右)

 機能的にも一通りの技術トレンドをおさえている。モニター部は新開発のLSIを採用し、倍速駆動と中間フレーム生成による毎秒120コマ表示をサポート。同社のプラズマテレビでお馴染みの「なめらかシネマ」にも対応する。

photophoto 別売のワイヤレスユニット「TP-WL700H」(オープン価格、実売9万円前後)は送信機(左)と受信機(右)のセット。4.2〜4.8GHz帯のUWB(MB-OFDM方式)を使用することで最大9メートルのワイヤレス伝送が可能になる

 入出力端子の数や仕様は各モデル共通。モニター部の入力端子はHDMIとD-Sub 15ピンが各1つのみ。一方のWoooステーションにはHDMI×3にくわえ、D4とS/コンポジットを1系統ずつ装備している。なお、HDMI入力は1080p入力やDeep Colorをサポートしているほか、HDMI-CECを利用した「Woooリンク」に対応。Woooステーションに接続した外部機器との連携が可能になった。


 江幡氏は「これまで、日立の液晶テレビは他社との差別化ができていなかった」と振り返る。その上でUTシリーズの投入により日立が“薄型”をリードするという。「次の世代の技術も既に開発している。あとはいつ量産に移せるかだ」(同氏)。なお発表会の会場には先日の「CEATEC JAPAN 2007」に出展した厚さ19ミリの液晶テレビ試作機を展示するなど、さらなる進化にも含みを持たせる内容となった。

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