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官能的なポータブルプレーヤー「iPod touch」――Wi-Fi接続編レビュー(2/5 ページ)

» 2007年10月24日 10時50分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 縮小表示では文字は小さく読みにくいわけだが、必要な箇所を拡大すれば問題ない。指2本を使った「ピンチ」で拡大してもいいが、「ダブルタップ」の方が便利。大きくしたいトコロでダブルタップすると自動的に最適の幅で拡大される。画像であればその幅に、入力欄であればその幅に、テキストであればそのテキストの幅に応じて拡大されるのだ。これは素晴らしく快適である。それでも文字が小さいときは指2本で拡大してやればいい。

 日本語フォントが非常にきれいで読みやすいのも素晴らしい。

本体を横にすると自動的に画面も横向きに。アドレスバーがジャマだが、これはスクロールさせると一緒に消えるので気にはならない。この辺の画面の使い方がうまい
一度に8つのページまで開くことができ、右下に数字で表示される。そこをタップしてこの画面にし、左か右のフリックで切り替えることができる(左)。ブックマークはパソコンのものと同期するほか、iPod touchからも登録可能(右)

 一度に開けるページは8つまで。切り替えて閲覧することもできる。

 ブックマークはiTunesを使ってパソコン上のものと同期できるが、パソコン上で見るサイトとiPod touchでよく見るサイトは異なってくるだろうから、最初だけ同期し、iPod touch用にブックマークを構築し直した方がいいだろう。

Webブラウズと日本語入力

アドレスバーをタップすると、アドレスバー入力&検索画面になる。2段目の検索窓をタップして文字を入れると検索サイトへつながる。これは英語のキーボード(左)。スペースの左のアイコンをタップすると言語が切り替わる。日本語にするとキーボードが少し小さくなり、空いたスペースに「予測単語」が表示される。これは「ogi」と入力したあと(右)

 Safari上のアドレス欄をタップすると、アドレス入力&検索窓の画面に切り替わる。URLを直接入力してもいいし、google(かYahoo!)で検索してもいい。

 検索はもちろん日本語でも行える。文字入力はローマ字で。キーボードは必要に応じて自動的に表われるので、スペースキーの左にある地球のアイコンをタップすると、入力モードが切り替わる。

 日本語入力時は、キー入力をする端からその上に候補が次々と現れる「予測変換」式。ケータイでお馴染みの方式だ。いわゆる変換窓も決定キーもなく、予測変換の候補にいいものが現れたらそこをタップすると入力される。

 いわゆる「変換キー」もないし、文節の切り直しもないので単語によっては入力に苦労するが、辞書の内容はかなり充実しており、一般的な日本語入力なら問題なく使えるだろう。「賢い予測変換のみの日本語入力」と思えばいい。

キーをタップするとそこが大きくぴょこんと飛び出るのでどこを押したかすぐ分かるし、間違っていたらそのまま指をずらして対処可能。目的の単語が出てきたら、そこを直接タップすると入力される

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