アイ・オー、録画番組のムーブ可能なUSBワンセグチューナー

[ITmedia]

「GV-SC300」

　アイ・オー・データ機器は11月14日、USBワンセグTVチューナー「GV-SC300」を11月下旬より販売開始すると発表した。価格は1万600円。カードリーダー「USB2-SDMV」をセットした「GV-SC300/SDM」は2008年1月より販売開始の予定で、価格は1万3600円。

　同社USBワンセグチューナー「SEG CLIP」の最新モデルで、ブースター回路やノイズフィルタなどはそのままに、新たにメガチップス製OFDM復調LSI「MA50160」を搭載。従来ならば映像を映し出すことができなかった微弱な電波環境下でも、快適にワンセグ視聴が楽しめるという。

　高画質化機能としては、秒間15コマのワンセグ放送を秒間60コマへフレーム補完する「なめらかモーション」機能を搭載。なめらかさ優先を優先する「スポーツモード」、画質を優先する「きれいモード」、両モードのバランスをとった「ドラマモード」の3つから動作モードを選択できる。

　視聴／録画用ソフトの「SEG CLIP3」は画面インタフェースが変更され、テレビとしての利用に最適化した「シンプルモード」とデータ放送や録画機能へフルアクセスできる「アドバンスモード」を切り替えて利用できる。Windows Vista／Googleガジェットにも対応しており、サイドバーへ収納した状態でワンセグを楽しむこと可能だ。

　視聴／録画ソフトは同社オリジナルソフト「SEG CLIP3」を同梱。インタフェースを一新したほか、新たに録画した番組を著作権保護機能付きのmicroSDメモリーカード／メモリースティックPRO Duoへ移し、携帯電話やPSPなどで視聴できるムーブ機能に対応した。

　microSDメモリーカードへのムーブには著作権保護機能対応メモリカードリーダーが必要で、同社製カードリーダー「USB2-SDMV」はGV-SC300/SDMに付属するほか、単体でも販売される予定となっている。メモリースティックPRO Duoへのムーブは、USBモードにしたPSPで行える。

　本体サイズは約24.3（幅）×70.3（奥行き）×12.7（高さ）ミリ、約18グラム（ロッドアンテナ含む）。対応OSはWindows XP／Vista（32ビット版）。