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「貯金爆弾」で、あえて貯金をサボってみる続かない人の最終兵器(2/2 ページ)

» 2007年11月21日 12時24分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 パーティモードは、いわば選択肢のない「黒ひげ危機一髪」だ。何人かで順番にコインを投入していき、爆発させた人が負け(あるいは勝ち?)となる。黒ひげなら剣を刺す場所を選べるが、貯金爆弾はひたすら同じところにコインを投入していくだけ。運と確率が頼りだ。

photophoto 全体が震えるのは、底面の突起が上下するため(右)

 パーティモードに切り替えるには、「設定切替スイッチ」で危険度を設定し、電源スイッチを「PARTY」にあわせる。危険度は、爆発する確率が1/30、1/10、1/3の3段階あるので、人数にあわせて選択しよう。ただ、ある程度はコインが貯まらないと爆発時の迫力に欠けるので、できれば1/10以上で臨みたい。

 パーティモードにすると、妙に大きな音でオープニングが流れ、ゲームスタート。コインを投入するたびに恐ろしげな効果音が鳴り、爆弾が震え出すが、ここで慌てて次の人にバトンタッチしてはいけない。仮に“アタリ”でも、貯金爆弾はしばらく沈黙の時間をおいてから爆発するからだ。この、なんともいえない“間”がスリリングな雰囲気を盛り上げてくれる。

 では、ビデオスタート。

 ご覧の通り、肝心の爆発は意外と怖くない。もっとお金が詰まっていると、扉が勢いよく開いたときに派手に飛び散るのかもしれないが、やはり“爆発音”のようなものが欠けているからだろう。ここは「おしおきだべぇ〜」と言ってから爆発するくらいの芸は身につけてほしいもの。そしてドクロ型のキノコ雲を……。無理ですね。すみません。

photo 散らばったコインが悲しい

 それはともかく、貯金爆弾が爆発した後というのは妙に空しいものだ。散らばったコインが空しい。拾い集めるのが空しい。爆発したのに貯金箱の中に残っちゃってるコインを見つけると、もっと空しい。あえて例えるなら「全国の女子高生の皆さん」が今はいったい何歳になっているんだろう? と想像するくらい空しい。

 だから、ちゃんと貯金しよう。やっぱり「貯金爆弾」は最凶の貯金箱なのだ。

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