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» 2007年11月22日 09時34分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第85回 紅葉と背景の関係 (1/3)

秋といえば紅葉。といっても紅葉って地域や高度によって色づく時期が違うし、その年の冷え込み具合によっても変わるので、ギリギリかもしれないが、今回は紅葉のお話。

[荻窪圭,ITmedia]

 秋といえば紅葉っ、といいつつ、紅葉って地域や高度によって色づく時期が違うし、その年の冷え込み具合によっても変わるし、最近は暖かくなってきたので都市部では11月末から12月初頭が紅葉のピークっていわれたりする(ほとんど冬ですな)。まあ今はギリギリって感じでありますが、紅葉の話。

雨の日光で紅葉を撮る

 紅葉写真を撮るために日光行きを手配したのだが、その日は1日中冷たい雨。でも電車は確保してあったので無駄にするわけにもいかず、行ってきたのである。

 はからずも、雨の紅葉。

 雨の紅葉で必要なのは、ポンチョと三脚。傘を差しながら撮るのは難しいので、できたら両手が空くポンチョを着て、その中にカメラをぶら下げて必要なときだけ出して撮る。雨がひどいときは機材がびしょ濡れになっちゃうので素直に諦めるとしても、小雨ならこのくらいでOK。

 また、雨の日は思ったより暗いもの。三脚がないと手ブレしやすいし、構図を決めるときも役立つ。

 基本的にはきれいだなと思ったものを撮ればいいのだが、紅葉ってその場に立って肉眼で見るとすごく鮮やかで妖しげで官能的なんだけれども、長方形の枠で切り取るとなるとなかなか思った通りにいかないもの。ちゃちゃっと撮っちゃわないで、ズーミングしたり向きを変えたり立つ場所を変えたりしながらあれこれ悩みながら撮るべし。

hi_IMG_0093.jpghi_IMG_0096.jpg 望遠にして撮ったけど明るすぎるので(左)、マイナスの補正をかけた(右)

 ちょっと望遠にして手前に紅葉を入れてみた。でも明るすぎるし被写体ブレしてる。そこで-2/3の露出補正をかけて、色を鮮やかにセット。

 背景が暗めの色だと露出オーバーになりがち。さらに、あまり明るいと色も浅くなっちゃう。色を深く出したいときはやや暗めにすべし。

 次は風。風は大敵。

hi_IMG_0126.jpghi_IMG_0121.jpg 風や人の接触で枝が揺れちゃう(左)。揺れてないとこんな感じ(右)

 実はこれ、風ではなくて、ほかの観光客が枝に触ってしまって揺れたところ(左)。あちらの枝が揺れるとこちらも揺れるのである。雨天で暗いと、ちょっとした揺れでこんな風になる。揺れてないとこんな感じ(右)。すごく紅葉していた木があったのでそれに集中して広角側で撮ってみた。

 3番目のポイントはホワイトバランス。緑と赤しかないような構図って、実はオートホワイトバランスが苦手とするところ。

hi_IMG_0497.jpghi_IMG_0414.jpg

 どちらもオートホワイトバランスで撮ったもの。1枚目は苔の上に落ちてたもみじ(左)。もうひとつはもみじのアップをマクロモードで撮ったもの(右)。どちらも色がちょっとね、って感じだ。

 そこでどちらもホワイトバランスを太陽光に固定してちょっとマイナスの補正をかけて撮り直してみた。

hi_IMG_0487.jpghi_IMG_0417.jpg これなら紅葉らしい。

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