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探し物はなんですか? 見つけにくい時は「どこいっ太郎」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第18回(2/2 ページ)

» 2007年12月11日 08時58分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 電池はあらかじめ中にセットされていて、使用開始時は絶縁シートを引き抜くだけですぐに使えるようになる。あとは紛失しやすいものとストラップで接続するだけ。もし失くした場合は、対応する親機のボタンを押すと、対応する子機が鳴る仕組みになっている。

 ブザー音が鳴る間隔は、子機それぞれ微妙に違っていて、「ピッピッ」と鳴るのもあれば「ピピピピッ、ピピピピッ」と鳴るものもあり、音だけで区別できるようになっている。ブザーが鳴る時間は約5〜6秒だ。音量は調節できないが、80dBとかなり大きいので衣服や荷物の奥に隠れても気付くだろう。

 使用している電波はUHF微弱電波で、リモコンと子機の操作範囲は説明書によると約5メートルと書いてある。これは直線距離の値で、金属などが間に入ると鳴らなくなる可能性もある。ウチの場合、2階にある子機を1階からのリモコン操作で鳴らすことはできなかった。

電池の確認をお忘れなく

 電池はリモコン、子機ともにリチウム電池のCR2032。電池の寿命はボタン操作約2000回だという。ただしリモコンには暗いところでも使えるようにLEDライトが付いており、これを使うと寿命は縮まる。子機の電池は約6カ月だ。

photophoto LEDライトを点灯させたところ(左)。電池の交換も簡単(右)

 この期間を長いか短いか感じるのは人それぞれだが、個人的には少し短いかな、という気はする。うっかり電池を交換し忘れると、いざ紛失したときに無用の長物と化してしまうので注意が必要だ。できたら携帯電話のように電池がなくなったらブザーが鳴るような仕掛けがあれば、もっと便利だったと思う。電池の交換方法は電池ケースを引き出すだけなので、工具不要ですぐに取り替えられる。

photo ストラップを通した状態

 リモコンのサイズは49×16×90ミリで、重さは30グラム。それほど大きくはないが、子機は5個なのになぜかボタンは8個分ある。どうせならこれも5個に減らして、もう少しコンパクトさを追求してほしかった。リモコンは家に置いたままとは限らず、外出先に持ち出すことも十分考えられるからだ。

 ちなみにリモコンの背面にはマグネットが内蔵されており、付属の親機添付メダルのシールを壁に貼ることで、壁に貼り付けることもできる。冷蔵庫の壁面にも試してみたが取り付けられた。一方、子機のサイズは36×10×60ミリで、重さは10グラム。重さは良いとして、こちらももう少しサイズが小さければ良かったと思う。

さらなる小型化に期待

 また、ブザーだけでなく、押すと子機が点滅するような仕掛けもほしかった。音だけでなく視覚でも探せるようにすれば、例えば赤ん坊が寝ている横で探せたりと、使い方の幅はもっと広がるだろう。いずれにしても、ワタクシのようにすぐ物を失くしてしまう人間にとっては、実に画期的な商品と言える。将来的にはリモコン・子機ともにさらなる小型化を期待したい。できれば子機はカードサイズにして、財布などに簡単に仕込めるようにしてほしいものだ。

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