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Dレンジ4倍&“逆さ顔”も高速検出――進化した“全部入り”デジカメ「FinePix F100fd」

» 2008年01月24日 16時02分 公開
[ITmedia]

 富士フイルムは1月24日、デジタルカメラ「FinePix」シリーズの誕生10周年記念モデル「FinePix F100fd」を発表した。3月中旬から販売を開始する。価格はオープンで、市場想定価格は4万5000円前後。

photophoto 「FinePix F100fd」

 2007年8月に発売した「FinePix F50fd」の後継機で、「高画素・高感度に光学5倍ズーム、手ブレ補正、進化した顔認識と“全部入り”のコンパクトカメラ」(同社)。

 1/1.6型の有効1200万画素「スーパーCCDハニカム VIII HR」と新画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」との組み合わせにより、スーパーCCDハニカム HR を搭載した従来機種に比べて約4倍相当のダイナミックレンジを実現するという。「これにより白飛びや黒つぶれの少ない、階調表現に優れた写真に仕上げることができる」(同社)。

 ダイナミックレンジ幅は100%/200%/400%の3段階調節が可能(200%ではISO200以上、400%ではISO400以上の撮影となる)。また、被写体に合わせて自動にレンジ幅を選択してくれるAUTO機能も備えた。新エンジンにより高感度撮影時のノイズも軽減し、最大記録画素でISO3200まで、300万画素サイズでの記録時にはISO12800にまで増感できる。

 レンズは広角28ミリ相当から140ミリ相当までカバーする光学5倍ズームレンズを搭載する。F値はF3.3-5.1。CCDシフト式の手ブレ補正機能を備えている。

 顔検出機能「顔キレイナビ」は0.036秒での高速検出に加え、正面/横/斜めの顔だけでなく“上下逆向きの顔”など、さまざまな角度の顔を検出できるように進化した。再生画面で素早く行える「自動赤目補正機能」も搭載する。

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 2.7インチ約23万画素の液晶モニターを搭載。写真の再生では最速10コマ/秒の高速再生機能で撮りためた写真を素早く閲覧できる。100コマの画像をモニターに一覧表示できる「マイクロサムネイル」機能も備えた。

 記録メディアはxD-ピクチャーカードとSD/SDHCメモリーカードの両メディア対応で、約57Mバイトの内蔵メモリにも記録できる。電源は充電式バッテリーを採用し、連続撮影枚数は約230枚。ボディサイズは97.7(幅)×58.9(高さ)×23.4(奥行き)ミリ、重さは約190グラム(バッテリー、カード含む)。

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