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携帯音楽プレーヤー、3人に1人は「耳に異常を感じた」

» 2008年02月08日 18時12分 公開
[ITmedia]

 アイシェアは2月8日、携帯音楽プレーヤーに関する意識調査の結果を発表した。1月25日から28日にかけて「CLUB BBQ」メール転送サービス会員を対象に実施したもので、有効回答数は499。携帯音楽プレーヤーの利用状況、および使用することによる健康被害や危険意識を調査した。

 これによると、携帯音楽プレーヤーの所持率は全体の84.8%に上り、中でもiPodに代表されるデジタルオーディオプレーヤーが58.8%を占めたという。携帯電話の音楽プレーヤー機能を利用している人も39%だった(複数回答可)。

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 利用する場所については、62.6%が「通勤・通学などの移動中」と回答。次いで「何かの待ち時間など」の32.5%、「自宅」12.2%が多い。外出先での音漏れ対策は、「音量を小さくして使用」が54.6%と最も多く、次いで「音漏れしにくいものを使用」が28.5%などとなっている。

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 プレーヤーを使用していて「不安に感じたこと」という質問では、約4割が「周囲の音・声を聞き取りづらい不安を感じたことがある」と回答。実際に「耳が痛くなったことがある」と答えた人も26.9%おり、さらに「耳が聞こえなく(聞こえづらく)なったことがある」と答えた人が5.8%という結果になった。

 「2つの回答を合わせて考えてみると、約3人に1人(32.7%)が耳になんらかの異常を感じた経験があることになる」(同社)。

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 プレーヤーの使用によるトラブル有無、危険に関しても調査した。「自分がプレイヤーを使用しているときに危険な状況に遭遇、あるいは危険を感じたことがある」と回答した人は全体の11.6%で、そのうち約半数が接触、あるいは交通事故といったトラブルを経験していた。

 同社では、耳の健康への被害や音漏れによるトラブル、また周囲の音を遮断するための危険性が潜んでいると指摘。「それを実際に経験した人、あるいは身近に感じた人も決して少なくない」としている。

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