今回利用したのは、ソフトバンク リブラが提供中の健康管理サービス「ライフキャリア」ベーシックパックに、現在提供されているすべての健康医療機器(体重体組成計セット、血圧計セット、血糖測定器セット)のレンタルを組み合わせたコースだ。
「ライフキャリア」を始めるのに最低限必要なのは、月額2000円のベーシックパックのみで、これには健康医療機器と携帯電話(ソフトバンク/au/NTTドコモ対応)を接続するための「ライフキャリアアダプタ」と、測定データのオンライン管理サービス(会員制Webサイトで、さまざまな健康情報コンテンツも公開)が含まれている。
健康医療機器に関しては、レンタルしたいものだけを個別に選択可能で、体重体組成計セットと血糖測定器セットがそれぞれ月額980円、血圧計セットが月額680円という料金体系だ。今回のようにフルセットを利用した場合は、ベーシックパックと合わせて合計4640円になる。
体重体組成計はオムロンヘルスケア社製カラダスキャンで、本体のフット電極に足を乗せ、グリップ電極を両手で握ることで、「体重」だけでなく、「体脂肪率」「筋肉率」「内臓脂肪レベル」「BMI(ボディマス指数=肥満度)」「基礎代謝」を計測し、「体年齢」まで算出してくれる。
また、血圧計は手首に巻くデジタル自動タイプで、体重体組成計と同様に、使い方はごく簡単だ。大型液晶画面に表示される手首高さガイドを見ながら、適正な測定位置に合わせるだけでいい。電子音が鳴った後、自動的に電動で加圧・減圧が開始され、「最高血圧値」「最低血圧値」「脈拍数」の測定が行われる。
さて、最も興味深いのは血糖測定器だろう。体重・体脂肪や血圧に関しては、いわば“身近”な存在といえ、自宅や病院などで測定する機会も少なくないが、血糖値はほとんどの人にとって定期健康診断などでしか、お目にかからないものといえる。ライフキャリアで使用する機器は、血糖測定器に挿入した血糖測定試験紙へ血を染み込ませて、データ分析を行うタイプだ。
セットには指先に小さな傷をつける穿刺器具も含まれているが、衛生上の観点から、針自体は交換式になっている。リボルバー(拳銃)の弾倉のような仕組みで、ランセットドラム(6本の使い切り穿刺用針が収められた交換用カートリッジ)を穿刺器具へセットし、撃鉄、もとい、プランジャーを押し込むと、ランセットドラムが回転して準備は完了。あとは穿刺器具の先端を指先に押し当てて、側面の穿刺ボタンを押せばいい。
ここがちょっと不安と感じる人もいるだろうが(かくいう自分もそのひとり)、実際にやってみると意外なほど楽に採血を行える。ポイントは穿刺の深さで、穿刺器具調整ダイヤルで自分の指先に適した数値にさえしておけば、痛みはまったくといいほどなく、しかも、最低限必要な量の血液(ゴマ粒程度)だけしか流れない。
血糖測定試験紙には8端子の金電極が組み込まれており、血糖測定器にセットすると、まずは試験紙のセルフチェックを実施。あとは、Y字型キャピラリーと呼ばれる血糖測定試験紙の先端に血液を染み込ませれば、約5秒で分析が完了する。血液に対して試験紙をまっすぐに突っ込むというよりは、Y字型キャピラリーの電極の上に血液を乗せるという感覚で採取するとうまくいくだろう。
体重体組成計や血圧計に関しては、起床直後の測定が推奨されており、自宅で利用すればいい。ただ、本サービスでは、健康診断などでは発見しにくい食後高血糖の発見を狙っているため、血糖は食事2時間後の測定を推奨している。そのため、会社での測定が必要になる可能性が高いので、血糖測定器はポケットサイズで、穿刺器具や血糖測定試験紙と一緒に持ち歩けるよう、専用キャリングケースも付属している。
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提供:ソフトバンク リブラ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年3月31日