先週のアクセスランキングトップは小寺氏のコラム。放送波のテレビ番組に、唯一無二の価値があった時代は過ぎ去りつつあることを感じている人も多いだろう。小寺氏は記事中で「今やテレビは“情報スクリーンセーバー”程度の意味合いで」と評しているが、その言葉にうなずいたのは筆者だけではないと思う。
ところで、先週にはAV業界にまた大きな動きがあった。パイオニアのプラズマパネル撤退だ。集計日の関係で今回のランキングには登場していないが、3月4日に撤退を報道された3日後、7日には正式に撤退が発表された。
次期プラズマテレビ新製品に搭載するパネルを最後に自社生産を終了し、外部調達に切り替える。調達先は未定だが、松下電器産業と交渉中であることが明らかにされた。ただ、「KURO」ブランドは継続される。同社は昨年にシャープとの業務提携を発表しており、パイオニアの須藤社長は「KUROシリーズの思想を受け継ぐ液晶テレビ」を投入する可能性も示唆している。
個人的には「KURO液晶」も気になるが、それよりも、パネルを外部調達されたプラズマテレビが「KURO」としてのクオリティを保てるのか、International CESで発表されたKUROならぬ「MA-KURO」(真っ黒) はどうなるのかが気になってしまう。
パイオニア、プラズマパネル生産から撤退
パイオニアはプラズマパネルの自社生産から撤退すると発表した。次期新製品に搭載するパネルを最後に、他社からの調達に切り替える。
パイオニア、プラズマパネル生産から撤退か
パイオニアがプラズマテレビ用のパネル生産から全面撤退する方向で調整に入ったと一部新聞が伝えた。2008年にもパネルの自社生産を中止し、松下電器産業からパネル供給を受けるという。
「KURO」より黒い漆黒のプラズマが見せた近未来
多くの“次世代テレビ”が登場した「2008 International CES」。中でも高画質化の可能性を大いに示したのがパイオニアだ。同社常務執行役員でパネル開発を指揮してきた佐藤陽一氏へのインタビューを交えつつ、 KUROならぬ“MA-KURO”(真っ黒)を実現した新技術を検証していこう。
パイオニアブースで“真っ黒”を鑑賞した
CESのパイオニアブースでは、先日のプレスカンファレンスで発表された2つのコンセプトモデルを見ることができる。
予備放電ゼロ――パイオニアがPDPコンセプトモデルを発表
パイオニアが2種類のPDPコンセプトモデルを発表した。1つは最も薄い部分で厚さ9ミリという“超薄型”の50インチモデル。そしてもう1つは、予備放電をなくして漆黒の表現を可能にした“究極のコントラスト”モデルだ。
「KURO」が示すディスプレイのトレンド
パイオニア「KURO」シリーズの評価が高く、麻倉氏も注目するひとり。世代違いともいえる画質は各方面に大きな影響を与えており、分析することでディスプレイのトレンドすらも浮かび上がる。
プラズマと液晶(1)――「KURO」のインパクト
今回はパイオニア「KURO」が話題のプラズマテレビについて、この方式の長所や液晶テレビと比較する際のポイントを紹介していく。液晶と同様、プラズマ方式も改良され続けており、今では映像マニア、とくに映画マニアの好むディスプレイ方式としての地位を確立した。
「KURO」で味わうクレイアニメの“空気遠近法”
映画はもちろん、マジメにつくられた音楽ライブやスポーツ番組、旅紀行モノなどにもハイビジョンの凄さ、映像の感動喚起力の偉大さを痛感させられるものがある。この連載では、ぼくが観て感動したソフトとハードの話をわかりやすく書いていきたい。
“未知の黒”に出会える新世代プラズマ「KURO」、パイオニアが発表
パイオニアは8月2日、ハイビジョンプラズマテレビの新シリーズ「KURO」(クロ)を発表した。1月の「International CES」で注目を集めたコントラスト比2万:1の“新世代パネル”を採用している。
パイオニアが液晶市場へ、シャープとパイオニアが提携
シャープとパイオニアがディスプレイや次世代DVDの共同開発を含む広範囲な事業・資本提携に合意。パイオニアが液晶テレビを販売する可能性が高まった。
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