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ノイズ知らずの多機能コンパクト――富士フイルム「FinePix F100fd」レビュー(5/6 ページ)

» 2008年05月14日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

作例(1)――ダイナミックレンジ100%と400%

  • ダイナミックレンジ100%と400%作例
同じシーンをISO100/D-R100%(左)、ISO400/D-R400%(右)で撮り比べたもの。ダイナミックレンジを広げた方はハイライト部が抑えられて空の青がちょっと濃く出ているが、感度を上げている分ディテールはちょっと荒れている(といっても等倍で見ないと分からないくらいなので気にしなくていいかも)
ISO800、D-R100%(左)、ISO800、D-R400%(右)。ほとんど差はないようだが、コンビニに注目。ダイナミックレンジを広げた方は、外に比べて明るいコンビニの看板や店内がちゃんと撮れている。つまり、夜の屋外や光源が入ってしまうときはダイナミックレンジ拡大が効果的である
  • 人物作例
フラッシュを発光禁止にした状態で撮影。ピントが背景に抜けやすい構図だが、顔検出のおかげでなんとか。ただ、ISO400に増感されたため、ちょっと肌色のざらつきが気になる。ISO400 1/250秒 F5.1
室内でフラッシュ発光。近距離だが発光量との関係かISO500まで増感された。ISO500 1/90秒 F3.9
美肌モードで撮影したポートレート。等倍にしなくても、肌色にかなり強力な処理がかかっていて、不自然なほど滑らかになってるのが分かる。ISO320 1/950秒 f4.4
  • その他の作例
ワイド端で延びる線路を。やっとFinePix Fシリーズに28ミリ相当の広角が誕生した、というのがうれしい。ISO100 1/850秒 F3.3
同じ場所から望遠端で撮影。140ミリ相当までいける。ISO100 1/320秒 F5.1
D-Rはなし。ISO100で桜と滑り台を撮影。空の色が浅いのは+2/3段の補正をかけたため。ISO100 1/340秒 F3.3
純白の桜の花をマクロモードで撮影。+2/3段の補正。絞り値はF3.3とF9の2段切り替えのため、3.3でなければ9となる。ISO100 1/140秒 F9

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