高い防水性能、強力な耐衝撃性能を誇るオリンパスイメージングの「μ SW(ショック&ウォータープルーフ)」シリーズの最新モデル「μ1030SW」が登場した。同シリーズ最上位として、耐衝撃性能を強化したほか、レンズを35ミリ換算で28ミリからと広角化。よりいっそう使い勝手が向上した。
μ1030SWの最大の特徴はそのタフさ。防水性能では水深約10メートルまで対応し、シュノーケリングぐらいなら問題なく対応できる。水中だけでなく、海水浴や雨の中、スキー場といった、普通のデジカメだと危険な環境でも楽々撮影することができる安心感も強み。動作可能な最低温度もマイナス10度なので、ゲレンデでの使用にも耐えられるだろう。
水圧、標高、気圧を測定できる圧力センサーの搭載により、水深7メートルを超えるとアラームが表示される。このセンサーは登山の際にも便利に使えそう。圧力センサーの数値は撮影時に表示されるほか、画像のExifにも記録されるので、撮影状況を確認するのにも使える。
水も防ぐぐらいなので、砂やホコリの侵入にも強く、砂浜に置いても、水辺で遊ぶ子どもが泥だらけの手で触っても大丈夫というのが心強い。
耐衝撃性能も既存モデル「μ795SW」に比べて強化されており、2メートルの落下テストをクリア。これまでが1.5メートルと比べるとたいした差はないように見えるが、新たな衝撃吸収機構を導入するなど、さまざまな苦労があったことは容易に想像がつく。2メートルあれば、成人男性の目の高さから落としてしまってもまだ余裕がある。
耐荷重は従来通り100kgf。ボディ面に均等に100キログラムの荷重がかかっても壊れない、ポケットに入れたままイスに座ってしまっても液晶が割れたりはしないだろう。フラットでコンパクトなボディなのでジーンズのポケットにもすっぽり収まるため、うっかり腰掛けてしまうというミスも起こりがち。こうした耐荷重性も安心につながる。
これだけのタフ性能を93.2(幅)×61.4(高さ)×21.3(厚み)ミリ、173グラムのボディに納めたというのが本製品の大きな特徴。μ795SWに比べると全体的にわずかに大型化して重くなっているが、それでも一般的なコンパクトカメラとして考えても十分小型に仕上がっている。
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