レビュー
» 2008年06月13日 09時39分 UPDATE

レビュー:小型軽量ボディに手ブレ補正機構を内蔵――オリンパス「E-520」 (1/4)

オリンパス「E-520」を使ってみた。効果4段分のボディ内手ブレ補正やダストリダクション、コントラストAF対応のライブビュー機能などを備えた小型軽量のデジタル一眼だ。

[永山昌克,ITmedia]

 オリンパス「E-520」は、同社が昨年発売したエントリー向けデジタル一眼レフカメラ「E-510」の後継機だ。新開発の撮像素子によって画質をブラッシュアップしたほか、機能や操作性の改善を図っている。

photo オリンパス「E-520」

 ボディはダイヤルのデザインや塗装を変更した以外、従来機とほとんど変わらない。デジタル一眼レフカメラとしては小型軽量の部類で、適度な携帯性とホールド性のよさを兼ね備えている。外装は樹脂製ながら、表面にシボ加工を施した高品位な質感で、低価格なわりには高級な雰囲気がある。

 シャッター速度に換算して最大4段分の補正効果を持つボディ内手ブレ補正機構や、電源オフの際に撮像素子のゴミを自動除去するダストリダクションシステムなども従来機から継承する。

photo グリップは大柄でホールドバランスは良好

コントラストAF対応のライブビュー

 改良のいちばんのポイントは、ライブビューの際に「ハイスピードイメージャAF」が使用可能になったこと。ハイスピードイメージャAFとは、一般的には「コントラスト検出AF」と呼ばれ、撮像素子のコントラストを判断してピントを合わせる方式だ。

 従来機E-510のライブビューでは、一眼レフでは一般的な「位相差検出AF」を利用しているため、ライブビュー使用時にAFを作動させると、内部のミラーがパタパタと音をたてて動き、液晶表示が一瞬ブラックアウトした。しかも、シャッターボタンの半押しによるAFロックができず、専用ボタンを押してAFロックするか、AFロックなしで全押しするしかなかった。

 しかし、E-520のハイスピードイメージャAFでは、ライブビュー時でもシャッターボタンの半押しでAFの作動とAFロックができ、ピント合わせの際のライブビューの中断(ブラックアウト)はない。その上、光学ファインダー撮影時には3点のAF測距点は11点に増加し、ライブビュー時の顔検出も可能になっている。

photophoto ISボタンの下にあるライブビューボタンを押すと、リアルタイムの映像が液晶に表示される(左)、ライブビュー表示中にOKボタンを押すと、各種の撮影情報が表示。十字ボタンで項目を選び、コントロールダイヤルで各値をダイレクトに変更できる(右)

 ライブビューの操作方法は、まず背面のライブビューボタンを押すと、内部のミラーとシャッターが開き、ファインダー表示からライブビュー表示へと切り替わる。AF測距点は、背面右上のAFフレームボタンを押して、十字ボタンを使って選択する。そして、構図を決めてシャッターボタンを半押しするとAFが作動して合焦し、全押しした瞬間にミラーダウンしてシャッターチャージ→撮影→再びミラーアップしてライブビュー画面という流れになる。

 このハイスピードイメージャAFに対応したレンズは、キット付属の標準ズームやパナソニック製レンズを含め、今のところ6本。ハイスピードイメージャAFは、位相差検出AFに比べてAFスピードが遅く、特に薄暗いシーンではもたつくが、それでもコンパクトデジカメに近い感覚でライブビューができるようになったのはうれしい進化だ。

photophoto ライブビュー表示中にAFフレームボタンを押すと、11点の測距点が表示。十字ボタンまたはコントロールダイヤルで測距点の切り替えができる。AFフレームボタンがない下位モデル「E-420」よりも測距点選択の操作はスムーズだ(左)、ライブビュー表示中にINFOボタンを押すと、情報表示OFF→情報表示ON→ヒストグラム表示→拡大表示→比較表示の順に切り替わる。拡大表示の状態でOKボタンを押すと、画面の一部を7倍/10倍に拡大でき、厳密なピントをチェックできる(右)
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