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三菱初のBDレコーダー「DVR-BZ200」を検証する(2)(1/3 ページ)

» 2008年06月16日 02時08分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 BDレコーダーは、従来のDVDレコーダーに比べてまだ高価ではあるが、将来性を考えると「買って損はない」といえそうな時期に入りつつある。各社が複数の製品をラインアップするなど、既に“アーリーアダプター向け”の粋からは脱した段階だ。とくに今年はオリンピックイヤーであり、4年に1度のテレビ/レコーダー特需が期待できる年。こうした状況に対する三菱電機の1つの回答が、「DVR-BZ200/BZ100」の操作性といえる。

photo 500GバイトのHDDを内蔵する「DVR-BZ200」。2基のデジタル3波対応チューナーとMPEG-4 AVC/H.264エンコーダーを搭載しており、最長約189時間のフルハイビジョン録画が行える。価格はオープンプライス

 前回に続き、今回はDVR-BZ200の操作性を検証していく。簡単操作へのこだわりという点で、分かりやすい形になっているのが付属の「液晶グット楽リモコン」だ。機能を絞り込み、“シンプル”“簡単”をうたうリモコンが付属する製品は珍しくないが、「液晶グット楽リモコン」ではフルドットマトリクスのタッチパネルカラー液晶を搭載し、液晶パネルに目的に応じたガイド付きボタンを表示することで、多くの機能をより簡単に利用できる仕組みにしている。

photophoto 物理的なボタン類は最小限とし、操作面の1/3以上をタッチパネルカラー液晶が占める「液晶グット楽リモコン」(左)。通常リモコンと並べると液晶グット楽リモコンも幅が同程度なのが分かる。単三形乾電池4本を使用するため、見た目より重い。一方の通常リモコンは良い意味で“普通”だ。カバー内には数字キーのほか、利用頻度が低そうなボタンを収容している

 「液晶グット楽リモコン」は、「スタート」ボタンを押すと液晶画面の表示が開始され、タッチパネル操作が可能になる。操作を途中で止めたい場合もスタートボタンを押せばよい。トップメニューは目的別になっていて、液晶パネルにはそのとき必要な操作ボタンだけを表示する。録画予約などでは操作順番などもボタン上に表示されるため、少なくとも通常のリモコンに比べ、「操作するボタンを探す」という行為が不要になる。筆者のように通常リモコンの操作が苦にならない人間が使っても“回りくどさ”は感じなかった。

photophotophoto スタートボタンを押すと目的別のメニューが表示される(左)。録画予約は2通り準備されており、「かんたん予約」は当日の番組を予約を想定(中央)。「予約する」は複数日にまたがる予約、予約の確認、削除を行う場合を想定している(右)。どちらの場合も電子番組表が起動する
photophoto 「再生する」は録画一覧からの番組選択から基本的な再生操作をカバー。CM飛ばしに便利な30秒スキップも含んでいる点は好ましい(左)。「テレビを見る」では独立ボタンとあわせてテレビ操作をカバー。ちなみに「テレビを見る」を選択すると、テレビが外部入力になっている場合でも内蔵チューナーに切り替えてくれる(右)
photophoto 「設定ほか」では、主に「液晶グット楽リモコン」の設定を行う(左)。便利だと思ったのは、操作したいテレビメーカーの設定だ。ちなみに選択肢に三菱が2つあるのは、リモコンコードがある時期で切り替わっているためで、自社製品をえこひいきしているわけではない

 「液晶グット楽リモコン」は非常に良いアプローチだと思う。ただ、注意したいのは双方向通信を行っているわけではないため、赤外線発光部をちゃんとレコーダーの方に向けていないと正しくリモコン操作ができないし、リモコン操作がちゃんと完了したかどうかを確認している訳ではない。あくまで従来からの赤外線リモコンの操作を容易にしたというものだ。次のステップでは、ぜひ電波式にして、双方向通信によってさらに簡単操作を追及してほしいと思う。

 一方の通常リモコンは、10キーや利用頻度の低いボタンをカバー内に収容することで、常時露出しているボタンを少なめにしたタイプ。独自の機能名を使わず「再生リスト」「番組表」「ちょっと戻し」「30秒スキップ」といった機能名表記されているのも好ましい。録画ボタンはカバー内だが、視聴中の番組を番組表にしたがって録画してくれる一発録画ボタンが常時露出しているのでこれで十分だろう。「液晶グット楽リモコン」ほど特徴的ではないが、幅広いユーザーが不満なく使えるレベルだと思う。

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