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梅雨の湿気から靴を守れ! 「エコシューズドライヤー」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第30回(2/2 ページ)

» 2008年06月17日 11時54分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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まずは乾燥剤の再生

 ちなみに商品が届いて開封したときには、すでにカラービーズは薄いピンク色をしていたので、使い始めるためにはまず乾燥剤を再生する必要があった。箱を空けてすぐ使えるわけではないので注意しよう。再生のやり方は、まず本体裏に折りたたんで収納されている電源プラグを引き出して、それからコンセントに挿し込む。別にコードなどをつなげる必要が無いので、必要なものを紛失する可能性もなく、使い勝手はいい。

photophoto 本体裏に電源プラグが収納されている(左)。電源プラグを引き出した状態(右)

 スイッチなどは設けられていないので、コンセントに差し込んだ瞬間に通電して内部のプレートが熱くなる。乾燥中は湿気が放出され、インジケーターの窓には結露が見られた。

 説明書によると、再生に要する時間は約10時間。タイマーで自動的に切れるわけではなく、時間が来たらコンセントを手で抜く必要がある。なお、説明書には「再生中、本体は熱を帯びるため、壁や床への接触を避けてください」と書いてあった。要するに、壁コンセントに直接挿したほうが安全ということだ。実際に再生中に本体を触ってみたが、なるほどけっこう熱い。消費電力は10ワットとそれほど高くはないが、とにかく10時間とかなりの長時間を費やすので、使うときには出火などに十分気をつけたほうがいいだろう。

梅雨時でも快適な足入れ感を実現

photo 靴の中に入れてみた

 再生が終わったらあとは本体を靴の中に入れればOKだ。試しに雨に濡れたウォーキング用シューズを乾かしてみたが、一晩入れたら完全に乾いていた。靴の内部が乾燥していると、足を入れたときの感覚がなんとなくさわやかな感じだ。こうやってこまめに乾かしたほうが靴の寿命も延びると思うので、たとえ水に濡れていなくても、定期的に使うことをオススメする。ちなみに一晩使ってみただけでは、まだカラービーズは青のままだった。乾燥剤は再生してからの利用の目安は約10日から2週間とのことだが、これは使用条件や季節によってかなり差があると思われる。

 製品自体の使い勝手は悪くないが、ただ1つ気になるのが、乾燥剤の再生に10時間もかかること。できればもう少しスピーディーに再生できれば理想だが、これだけコンパクトだと仕方ないのかもしれない。この点に納得できればこの商品は“買い”である。ぜひこれを活用して梅雨時でも快適な足入れ感を味わっていただきたい。

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