手ブレ補正は、オリンパスやソニー、ペンタックスが採用するボディ側で補正する方式と、キヤノンやニコン、パナソニックなどが採用するレンズ側で補正する方式に大別できる。ボディ側補正は、広角でも望遠でも装着する大半のレンズで補正が有効になり、レンズを選ばないことが大きな利点だ。一方のレンズ側補正は、画像だけでなくファインダーでの表示もブレ補正され、撮影がしやすいことが利点といえる。
ゴミ取り機能とは、レンズ交換の際にボディ内に侵入し、撮像素子に前面に付着するホコリ、あるいは内部の部品が磨耗して生じたゴミなどを自動的に除去する機能のこと。除去だけでなく、ゴミの発生や付着そのものを低減する製品もある。その仕組みと効果は、機種によって異なる。多少ゴミが写っても写真に致命的な損傷が生じるわけではなく、あまり神経質になる必要はないが、強力なゴミ取り機能を備えたカメラなら、安心してレンズ交換ができることは確かだ。
ライブビューとは、リアルタイムの映像を液晶モニターに表示し、その表示を見ながら構図を決め、撮影ができる機能。コンパクトデジカメでは当たり前だが、デジタル一眼レフではライブビュー対応製品と非対応製品に分かれる。しかも、たとえ対応製品でも、使い勝手はまちまちで、特にライブビューのAF作動には大きな差がある。
ダイナミックレンジ拡大は、撮る瞬間に画像の自動解析と自動補正を行い、白とびや黒つぶれを低減する機能。例えば、オリンパスでは「シャドー・アジャストメント・テクノロジー」、キヤノンでは「高輝度側・階調優先」や「オートライティングオプティマイザ」、ソニーでは「Dレンジオプティマイザー」、ニコンでは「アクティブD-ライティング」、ペンタックスでは「ダイナミックレンジ拡大」と呼ばれるもの。これについても仕組みや効果は実にさまざまだ。
操作性については、メーカーによってそれぞれ個性や特徴があり、自分にとって使いやすいかどうかを見極めたい。
操作面のチェック点のひとつは、ボタンやダイヤルの数。クラスや価格帯が上になるほど、ボタンやダイヤルの数が増える傾向がある。フルオート主体の使い方なら、見た目がシンプルで、操作が簡単なほうがいいだろう。
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