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アイテム購入は現金で、タカラトミー「バンククエスト」

» 2008年07月15日 19時13分 公開
[ITmedia]

 タカラトミーは、ロールプレイングゲームで遊びながら貯金ができる貯金箱「貯金伝説 バンククエスト」を発表した。8月7日に発売する予定で、価格は3990円。

photo 塔の形をした「貯金伝説 バンククエスト」。正面の液晶画面で冒険の様子や現在の貯金金額、勇者の所持金などを確認できる(c)2008 TOMY (c)デジターボ

 6月の「東京おもちゃショー2008」で参考展示した液晶画面付きの貯金箱。ユーザーは“勇者”となり、世界征服をたくらむ「大魔王悪ダラー」を倒すために塔を攻略する。塔は100階まであり、180種類以上のモンスターや160種以上のアイテム、さらに隠しアイテムや隠しフロアも用意されるなど、かなり本格的なロールプレイングゲームになっている。

 ただし、ゲーム内でモンスターを倒してもお金は出てこない。武器や防具、回復のアイテムなどを購入するためには、リアルに貯金する必要がある。貯金箱は硬貨判別機能付き(1円玉は非対応)で、お金を入れると自動的にカウント。ゲーム中の所持金に反映される仕組みだ(1円=1ゴールド)。

photo 勇者(左)と貯金金額表示(右)

 武器の中には1万ゴールド(1万円)以上するものもあり、貯金して強い武器を手に入れればゲームをサクサク進められる一方、貯金が滞ると苦労するらしい。武器屋や道具屋のほか、酒場で情報屋からゲームのヒントを得るにもお金が必要になるため、「ゲームをクリアできるかどうかは、ユーザーの“貯金力”次第」(同社)。

photo アイテムの例(左)と武器屋(右)

 また、忙しいユーザーのために、武器や回復アイテムを十分に装備しておけばバトル時の操作をしなくても自動的にゲームが進む「オートバトル」機能を搭載した。ただしオートバトルにしていると、ゲーム攻略に有利なイベントを見逃してしまう可能性もある。なお、冒険の途中で貯金を取り出すとリセットがかかり、冒険はスタートに戻ってしまう。

 貯金箱のサイズは、115(幅)×125(高さ)×115(奥行き)ミリ。すべて500円玉で貯金した場合で約5万円をためることができる。バッテリーは単三形アルカリ乾電池×3本。

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