便利なところでは、路線検索や郵便番号検索やチップ計算(海外旅行時は必須かも)や最新の外貨レート表示アプリ。アプリからインターネット上の情報へアクセスできるので、利便性は高い。ネット上のサービスを専用アプリ化することで、使いやすさを高めたものもある。
SNS用のアプリもある。Facebookは最近日本でもはじまったSNSだが、専用アプリをいち早く用意してくれた。これを使えば、起動しただけで友達とメッセージの交換ができる。日本がほこるmixiも同様に専用アプリを作ってくれないかなと思う。iPhone 3Gからmixiへアクセスしても「ケータイ」と認識されないので「モバイルmixi」が使えないのだ。まあ、Webブラウザでアクセスすればいいという話もあるが、iPhone 3Gの画面サイズに合わせた専用のアプリなりサイトなりがあった方が使いやすいし、iPhone 3Gの仕様上の制限から、Safariを使った写真のアップロードができないから。
でも、写真のアップロードそのものは専用アプリを利用すればOKだ。世界中で使われている写真共有サイト「Flickr!」用のアプリもいくつかあり、iPhoneで撮った写真をさっとアップロードできる。
写真系といえばぜひ見て欲しいのが「Pangera VR」。これはスゴい。世界中の360度全周パノラマ映像を楽しむ閲覧系ソフトなんだけど、iPhoneを傾けると映像も一緒に傾くし、ぐるぐる回したり拡大縮小したりが自在。必見といっていい。
タッチパネルといえばお絵かき、というんで、お絵かき系も充実だ。筆者が気に入っているのは「Sketches」。
ケータイの世界ではコミックを読むのが流行しているが、そのiPhone 3G版もお試しの無料版から本格的な有料版までいくつも登場している。AppStoreではアプリしか売れないので「マンガ+リーダー」のセットという感じだ。購入したモノはiTunes上でチェックできる……ただし実行(閲覧)はiPhone 3Gからしかできない。
AppStoreからのアプリ購入はiPhone 3G単体からでも可能だ。Wi-Fi環境ならすべて、3Gネットワーク上では10MBの制限があるようだけれども、ぱっと思いついたとき、時間があるときにダウンロードしてインストールしてその場で楽しむことができる。
こうして原稿を書いているうちに新作アプリが登録される盛況ぶりのAppStore。新しいモバイルなアプリケーションプラットフォームとしてすごく期待されてるのが分かる。AppStoreを見てるだけでiPhone 3Gが欲しくなるかも。
この原稿を書いてたらsoftbankからSMSにメッセージが入った。よほどユーザーからの問い合わせが多かったのだろう。iPhone 3Gのときひとつもらえる「Eメール(i)」を含むiPhone 3Gのメールはすべて「インターネットメールサービス」なので、ケータイ側の迷惑メールフィルタで受信拒否される場合があるから、その場合は相手にドメインかメールアドレスを登録してもらってね、という内容だ。
また他のケータイからメールを受けるときも絵文字が入ってると化けるし、もちろんデコメールも使えない。iPhoneはソフトバンクの3Gネットワークを使った電話機能を持ってるけど、いわゆる「ケータイ」ではないのである。
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