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デノン、HDオーディオ対応のミドルクラスAVアンプ「AVC-2809」

» 2008年07月24日 11時43分 公開
[ITmedia]

 デノンは、ミドルクラスのAVアンプ「AVC-2809」を8月下旬に発売する。ドルビーTrueHDやDTS-HD MAといったロスレスオーディオをはじめとする各種フォーマットのデコーダーを搭載したほか、HDMIコントロールやSD映像のアップスケーリングなどの機能も盛りこんだ。価格は16万8000円。ボディカラーはプレミアムシルバーのみ。

photophoto 「AVC-2809」。背面には8chのアナログオーディオ入力端子も装備しており、BDプレーヤーやSACDプレーヤーと組み合わせてマルチチャンネル再生を楽しめる

 独自のサラウンド回路D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)-HDを搭載。入力されたすべての音声信号に対し、全チャンネル同一のクオリティーで再生するため、信号処理回路をブロックごとに独立させたディスクリート構成としている。

 また、音に影響を及ぼすノイズを防ぎ、クリアで安定した電源を作りだすため、オーディオ・ビデオ回路とは別にCPU専用とスタンバイ専用のパワートランスを配置。ブロックコンデンサーや大容量ブリッジダイオードといった強力な整流回路で、ノイズの少ない安定した電流を供給するという。パワーアンプ部の定格出力は、全チャンネル115ワット(6オーム時)。実用最大出力は160ワット。

 HDMI端子はver.1.3aで、DeepColorやHigh Bit-rate Audio、Auto Lipsyncをサポート。3系統の入力と1系統の出力を備え、DVDなどのアナログ映像信号を1080pに変換出力するアップスケール機能も備えた。

 HDMIコントロール(HDMI CEC)にも対応。テレビのリモコンでAVアンプの電源オン/オフやボリューム調整といった主要な機能を操作できる。対応メーカーはシャープ、パナソニック、東芝、日立製作所、三菱電機(2008年7月現在)の5社。

 このほか、ソースごとの音量の違いを調節する「Audyssey Dynamic Volume」、3ゾーンまで対応したマルチゾ−ン機能、サラウンドバック用のアンプ出力をフロントバイアンプやゾーン2/3にアサインできるアンプアサイン機能なども搭載。別売のiPod用コントロールドック「ASD-3N/3W」を接続すれば、写真や動画を含むiPod内のコンテンツ再生が楽しめる。

 外形寸法は、434(幅)×171(高さ)×414(奥行き)ミリ。重量は12.8キログラム。

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