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» 2008年08月01日 12時26分 UPDATE

サラウンドで北京五輪を堪能する:第1回:部屋いっぱいのサラウンド感――ソニー「HT-CT100」 (1/2)

直前に迫った北京オリンピック。競い合うアスリートの迫力、会場の高揚感を充分に感じとるためには、テレビ内蔵スピーカーでは物足りない。今回は、低価格でサラウンドを堪能できるスピーカーシステムをそろえてみた。

[野村ケンジ,ITmedia]

 北京オリンピックが、もう直前に迫った。

 今回のオリンピック放送は、全プログラムがフルハイビジョン(以下フルHD)であることに注目が集まっているが、実は音声もAACの5.1chサラウンドで放送されることが決定している。

 競い合うアスリートの迫力、会場の高揚感を充分に感じとるためには、テレビ内蔵のステレオスピーカーでは物足りない! というわけで、売れ筋の32V〜42V型テレビに似合いそうな、低価格でサラウンドを堪能できるスピーカーを一堂にそろえ、その使い勝手とサウンドクオリティをチェックした。

 自宅の視聴環境にはどのシステムがマッチするのか、どの機種がもっとも自分好みの音を聴かせてくれそうか、この記事を参考にしていただき、自分にとってのベストワン選びの参考にしてほしい。そして4年に1回の祭典を、心おきなく存分に楽しもう!

今回取り上げるサラウンド製品のラインアップ


製品の特徴

 ソニー「HT-CT100」は、一体型のフロント左右/センタースピーカーと、アンプ内蔵のサブウーファーがセットとなった3.1チャンネルフロントサラウンドシステム。フロント3chスピーカーユニット、サブウーファーユニットともに比較的コンパクトなサイズにまとめられており、設置の自由度が高い手軽さが“売り”の1つとなっている。

photo フロント3chスピーカーが約800×68×65ミリ、アンプ内蔵サブウーファーユニットが約160×500×360ミリとコンパクトサイズを実現した「HT-CT100」

 サウンドに関しても独自技術がいくつも投入されている。まずバーチャル5.1チャンネルサラウンドシステムとしては、「S-Force PROフロントサラウンド」を採用。デジタル音場処理技術をフル活用して、スピーカーからの直接音だけでなく、反射音や間接音もシミュレート。リアスピーカーからの音も感じさせてくれる、広がり感や包みこむような空気感をもつサウンドフィールドを実現しているという。

 パワーアンプに関しても、フルデジタル化を実現。コンパクトなサイズと同時に、音質劣化を最小限に押さえ、よりピュアなサウンドを奏でる。

 もう1つ注目なのが、「ブラビアリンク」に対する対応だ。HT-CT100と対応テレビをHDMIケーブルで接続すれば、テレビのリモコンから操作が可能となる。テレビと連動した電源のオン/オフ、音量調整はもとより、「シアターボタン」を押すだけで画質モード変更と同時に音声出力もテレビからHT-CT100へと切り替わる。また視聴中の番組ジャンルに合わせて、サウンドフィールドのモードを自動切替する「オートジャンルセレクター」も装備。番組によって積極的にモード変更したい人には重宝する機能だ。

設置性をチェック

 フロント3チャンネルスピーカーが約800×68×65ミリ、アンプ内蔵サブウーファーユニットが約160×500×360ミリと比較的コンパクトサイズのため、設置性に関してはかなりの良好さをもつ。

 とくにフロント3チャンネルスピーカーは、底面が少し斜めになっているため、テレビ台にポンと置くだけで、ソファーや椅子などに座った人の方へスピーカーが向くようになる。この手軽さはうれしいかぎりだ。また壁掛け用の金具も用意されており、テレビ台ではなく壁にテレビを設置しているケースにも対応。しかも奥行きが65ミリと薄型のため、スマートに取り付けられる。

photophoto フロント3チャンネルスピーカーをテレビの前、サブウーファーをラックの横に設置してみた。写真の通り煩雑な印象はなく、見栄えがする。また試聴の際にフロント3チャンネルスピーカーとラックとの間に金属製のインシュレーターを挟んでみたがこれは失敗。直接ラックに置いた方がサウンドは良好だった

 一方のサブウーファーユニットも、幅が160ミリと薄型のため設置の自由度は高い。高さこそ500ミリあるものの、こちらは一般的なTVラックとほぼ同じサイズなので、近くに置いても違和感がないのはうれしい。

 フロント3チャンネルスピーカーとサブウーファーをつなぐケーブルは1本のみ。あとはサブウーファーユニットとテレビをHDMIと光デジタルケーブルの2本接続するくらいなので、配線に関しても迷うことはないだろう。

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