レビュー
» 2008年08月19日 00時00分 UPDATE

レビュー:着実に進化した“R”――リコー「R8」 (1/4)

リコー「R8」は28ミリからの光学7.1倍ズームレンズや強力なマクロ撮影機能といった既存製品からの特徴を引き継ぎつつ、「モノ」としての質感を高めている。

[小山安博,ITmedia]

 リコー「R8」は、「Caplio R7」の後継ながら、Caplioのモデル名を廃した「Rシリーズ」のモデル。広角28ミリのレンズを搭載しながら、7.1倍の光学ズームレンズを搭載したことで200ミリまでの望遠撮影も可能と、非常に使いやすいカメラだ。

photo 「Caplio R7」とはガラリと雰囲気が変わった「R8」

大きく変わったデザイン

 R8は、先代のCaplio R7に比べると撮像素子が1/2.5型有効815万画素CCDから1/2.3型有効1000万画素CCDに高画素化したが、レンズは同じく35ミリ換算28〜200ミリをカバーする光学7.1倍ズームレンズで、F値もF3.3〜F5.2で変わらない。ただ、画像サイズを小さくしてズーム倍率を擬似的に稼ぐオートリサイズズームが、従来の最大36.2倍(1010ミリ相当)から40.5倍(1130ミリ相当)に上がっている。

photophoto レンズは沈胴式。このサイズで光学7.1倍レンズを搭載するのが最大の特徴といえるだろう

 基本的なスペックに大きな変更がないが、デザインは大きく変更された。これまでは本体を上から見ると弧を描き、全体的に曲線を生かした形になっていたが、R8ではこれを大幅に変更した。直線的なデザインで、同社の「GX200」「GR DIGITAL II」の流れをくんだような高級感のあるスタイルになっている。これまでは存在しなかったグリップも追加され、構えやすくなっている点も見逃せない。

photo 前面から見るとデザインがシックに、精かんな印象になった

 デザイン変更に伴ってか、モードダイヤルが追加された。モードダイヤルには通常撮影、MYセッティング 1/2、動画、シーンモードの5種類しかないが、この搭載で素早く設定を変更できるようになった。

photophoto 本体上部にはモードダイヤルが追加。電源ボタンは小さくてやや押しにくい(写真=左)、ヘアライン仕上げのアルミ板を使った上部には高級感がある。背面のADJ.ボタンはスティックタイプに。操作性は向上している(写真=右)

 背面のデザインも変更されている。ADJ.ボタンは大型化されてジョイスティックタイプとなり、十字キーと一体化したことで、これまでの十字キーは廃止された。

photo 本体背面は縦にボタンが並ぶ。ボタンは必要最小限で使いやすい

 以前は十字キー上にMODEボタン、右にクイックレビューボタン、下にマクロボタン、左にフラッシュボタンが割り当てられていたが、ADJ.ボタンが十字キーのかわりになり、ADJ.ボタン左にマクロ、右にフラッシュが割り当てられた。再生ボタンと機能が重複していたクイックレビューボタンは廃止された格好だ。

 今まではADJ.ボタンと十字キーの2つの操作体系があってちょっと混乱気味のインタフェースだったが、すっきりと整理されたと思う。特にメニュー画面でADJ.ボタンが利用できるようになったのは大きな改善点といえるが、ADJ.ボタン上下が空いているのはちょっともったいない気もする。

 グリップは小さく、ちょっと滑りやすいのが難点だが、デザインとしては良くなったと思う。モードダイヤルの新設やADJ.ボタンと十字キーを一体化したことも使いやすさの向上につながっているようだ。

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