au BOXを導入することで、ノンPCユーザーは何ができるようになるのか。操作画面で見ていこう。
ひかりone TVサービス以外の機能は、ほかのISP経由のネット接続でも利用できる
au BOXは、最初にauケータイを接続し、電話番号と紐づけて購入したコンテンツを管理する仕組みを採用していることから、利用は“1人1台”が前提。別のau端末を登録し直すと、au BOXに保存されたコンテンツはリセットされる。
auのWIN契約ユーザーなら誰でも申し込めるが、au BOXに接続できるのはLISMO Video対応機種のみ(MSM7500チップ搭載機)。その他の端末ユーザーは、CD/DVDプレーヤーとしてのみ利用できる。
また、auユーザー以外でも、ひかりone TVサービスの契約ユーザーはau BOXを利用できる。サービス提供開始以降、新規のひかりone TVサービス契約者にはau BOXが提供され、既存ユーザーも申告すれば従来のセットトップボックスと取り替えることが可能だ。
内部メモリは1Gバイトで、音楽の保存用に200Mバイト、動画保存用に256Mバイトが割り当てられている。
au BOXに搭載されるOperaブラウザはFlashの再生に対応しておらず、これらの動画は視聴できない。
サブメニューから呼び出すことで、URL入力も行える。
サービス開始当初は無線LANには非対応となる。KDDIでは「USBドングルを利用した形でのマイナーバージョンアップが可能かどうかを検討中」としている。
au BOXの背面には2つのUSBポートが用意されるが、キーボードやUSBメモリの利用には対応していない。USBメモリを使った容量の拡張については「USBメモリにコンテンツを格納できるようにすることも検討している」(磯田氏)
基本的にはカスタマーサービスで受け付けるが、KDDIのネットワーク回線を利用しているユーザーを対象とする有料の「かけつけサポート」(料金は7000円から8000円くらいを想定)を用意する。
店頭のauケータイの申込書に申し込み欄が追加され、それにチェックを入れることで申し込みを行える。また、EZwebの「お客様サポート」からも申し込みを受け付ける。製品は店頭での持ち帰りはできず、配送による提供となる。なお製品はレンタルのみで、買い取りには対応しない。
製品名 | au BOX |
---|---|
サイズ(縦×横×高さ) | 22×18×7センチ |
重さ | 約1.6キログラム |
メモリ | 1Gバイトフラッシュメモリ(コンテンツの保存領域は約200Mバイト) |
プレーヤー機能 | CD/DVD再生プレーヤー機能 |
スピーカー | メモリ内に保存した楽曲の再生と携帯を接続した着うたフルの再生に対応するアンプ内蔵スピーカー搭載、ダイマジック製の音響ソフト搭載 |
外部インタフェース | LANポート×1、USB(2.0)ポート×2、AV入出力端子×1、AV出力端子×1、音声入力端子×1 |
LISMO機能 | mora楽曲ダウンロード機能、LISMO Video Store対応(VODストリーミング再生)、auケータイへの動画転送、CDリッピング機能/auケータイ・ウォークマンへの楽曲転送、着うたフル/ビデオクリップのバックアップ機能 |
多チャンネル機能(ひかりone接続時) | 多チャンネルテレビの受信/再生 |
インターネット接続 | Operaブラウザ搭載(ソフトキーボードによる入力機能/ATOK予測変換機能) |
アナログ接続エンコード機能 | 外部ビデオ入力からのエンコード(最大2時間)/ケータイへの転送機能 |
ケータイ充電 | USB接続による充電機能 |
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