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動力のないトミカが“びゅんびゅん”走るサーキット橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第7回(1/2 ページ)

» 2008年10月21日 11時13分 公開
[橘十徳,ITmedia]
photo 「トミカ びゅんびゅんサーキット」。パッケージはかなり大きい

 子どものころ、トミカにハマったことのある人は多いだろう。ワタクシも、白地にクルマの絵が描かれた小さなパッケージを手にしただけで、なんだかドキドキしたのを思い出してしまう。

 質感の良さや安全性、価格の安さなどトミカには色々な魅力があるが、自分的にもっとも好きな点は、なんといっても大衆的なクルマが多いこと。普通の人が買えないような高価なスーパーカーよりも、そこらへんを普通に走っているコンパクトカーや軽自動車、商用車などを数多くラインアップしているから、とても身近に感じられる。また、バスやパトカー、消防車、ブルドーザーなどの特殊車両が豊富にそろっているのも楽しい。海外製のメーカーでは日本の特殊車両は扱っていないので、トミカにがんばってもらわないと、どうしようもないのである。

 そんな数多くの魅力にあふれたトミカだが、さらにその楽しさに華を添えているのが、街のジオラマを作れる「トミカタウン」や、高速道路や山道でトミカを走らせることができる「トミカワールド」といった情景部品だ。「トミカワールド」にはこれまで「トミカ峠 やまみちドライブ」や「すいすいETCドライブ」などがラインアップされていたが、ここに加わった新しい商品が、今回紹介する「トミカ びゅんびゅんサーキット」である。

 ワタクシがこの商品を初めて見たのは、今年6月に開催された「東京おもちゃショー2008」の会場だ。「トミカ峠 やまみちドライブ」や「すいすいETCドライブ」は傾斜による落下の力を利用してトミカを走らせる仕組みだったが、この「びゅんびゅんサーキット」は、なんと傾斜のほとんどない水平のレイアウトになっている。にもかかわらず、ものすごい勢いでトミカが走っているのでビックリしてしまった。詳しく仕組みを聞いてみれば、なんのことはない、中央に設けられた電動のローラーゲートで勢いよく押し出しているだけなのだが、とにかくその視覚的なインパクトは大きかった。なんせ動力のないトミカが文字通り“びゅんびゅん”と走っているのだから。というわけで、見た瞬間に購入を即決してしまった次第である。

かなり大きいレイアウト

 色々と検索した結果、某家電量販店の通販サイトがもっとも安かったので予約した。お値段は送料込みで6300円。まあ子どものおもちゃとしてはちょっと高めだが、大人のお遊びと考えれば安いほうだ、と自分を納得させる。到着したパッケージを改めて見ると、やはりデカイ。開けて組み立ててみると、さらに大きくなる。説明書によると、レイアウトサイズは1560(縦)×430(横)×60(高さ)ミリ。縦はなんと1.5メートルに及ぶ。とにかく縦に長いので、部屋の中にいつも出しておくというわけにはいかない。

photophoto 楕円形のサーキット(左)。ミニカーを押し出すローラーゲート(右)

 組み立て自体は、道路部品をレールのように楕円形につなげるだけなので、すぐに完成する。ただしパッケージを開けた時点ではステッカーが貼られていない状態なので、説明書の指示を見ながら自分で貼っていく必要がある。ステッカーを貼っていない状態だといまひとつチープな感じで視覚的に物足りないので、ステッカー貼りは必須だろう。

 ちなみにトミカワールドの商品は、ほとんどの商品がステッカーは自分で貼ることになっている。いちいち貼るのは面倒くさいが、コスト削減のため仕方ないことだとは思う。子どもにプレゼントする場合は、前もって貼っておいたほうがパッケージを開けてすぐに遊べるので喜ばれるだろう。

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