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BDへの“こだわり”が詰まったソニー「BDZ-X95」(前編)BD/DVDレコーダー特集(2/5 ページ)

» 2008年10月24日 18時08分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

軽快さは健在

 ユーザーインタフェースは同社製品のアイデンティティーともいえる「XMB」(クロスメディアバー)を採用。リモコンのホームボタンを押すと起動し、横にカテゴリー、縦にコンテンツや機能が並び、方向ボタンで軽快に操作できる。クセのあるインタフェースといえなくもないが、動作は相変わらず軽快で、連続スクロール操作で目的の項目を行き過ぎてしまったとしても戻る操作で苦痛を感じることはない。

photophoto 録画番組の一覧。文字サイズなども固定で決して一覧性は高くないが、軽快に動作するのでストレスは感じない。操作をやめると上下の項目は表示が消え、確認しやすくなる
photophoto チャンネル一覧では放送中の番組情報も表示。一般的な製品では電子番組表が兼ねることになるが、暇つぶしにテレビを見る、なんてときには便利だ。入力切替もXMBで行えるので、リモコンの1ボタンで順次切替する機種に比べたらはるかに分かりやすく手早い

 電子番組表、録画予約、録画番組一覧といった録画器としての基本機能は、リモコンからダイレクトに呼び出すことができる。XMBに慣れていなくても、一通りの操作は可能だ。例えば電子番組表はXMBのカテゴリーの1つになっていてもおかしくはないが、実際にはビデオのカテゴリーの1項目になっているので、リモコンから基本機能を呼び出せる点は重要だろう。

 XMBと同様、電子番組表もほぼ旧モデルの仕様を継承している。7チャンネル×4時間、5チャンネル×4時間、3チャンネル×1時間表示が可能で、1ボタンで切り替えながら閲覧できる。トレンドになりつつある「フルHD対応」の一覧性重視タイプではないが、例えば東京地区なら民放のキー局+ローカル局(東京MX)を1画面で閲覧できる。また、ジャンルごとに色分けする機能は従来機から採用済みで、5色に自由にジャンルを割り当てることが可能だ。ページスクロールも利用可能で動作も軽快。XMBと合わせて操作性は良好といえる。

 ただ、一部の放送時間の短い番組が7チャンネル×4時間、5チャンネル×4時間表示では一切確認できない点も従来機と同じ。録画予約された番組に関しては空欄が色分けされるため存在を確認できるのだが、この点は個人的に不満を感じる部分。表示速度との兼ね合いもあるとは思うが、何らかの改善をしてほしい。

photophotophoto 電子番組表は3段階で切り替えが可能。フォントもきれいで大画面テレビで見ても貧相さは感じないはず。ページスクロールが可能なので一日ぶんの番組をチェックするといった場合でもストレスはない
photo 電子番組表はジャンル毎に5つに色分けが可能で、ユーザーが設定を変更することもできる。自由度の高さは同社製品らしい部分

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