次世代DVD戦争終結後の同社の1つの回答とも受け取れるのが「XDE」だ。「eXtended Detail Enhancement」の略称で、アップスケーラーが通常スムースに拡大することを重視しているのに対し、「XDE」では画素判定型三次元IP変換、高精細アップスケーリング、三次元DNR、適用型エッジエンハンスメントといった複合的な処理によりSD映像を高精細に表示する。
なお単体DVDプレーヤーに搭載された「XDE」は3つの動作モードを持っているが、本機に搭載されたのは解像感を引き上げる「シャープ」のみ。リモコンにはカバー内に専用ボタンが準備され、ワンタッチでオン/オフが可能になっている。
XDEをONにするとかなりくっきりした絵作りとなり、その効果はかなり大きい。ノイズっぽくなるシーンもあるがトレードオフとしては悪くなさそうだ。エッジのはっきりしたアニメなどでは効果はさらに顕著であり、アプコンで放送されている(アプコンの質の悪い)番組ではTS録画のXDE OFFとTSE 2.2Mbps録画のXDE ONではパッと見では見分けができない事もあった。まぁここまで言うとちょっと言いすぎかなという気もするが、TSEでのSD解像度録画と同様、プラスαの機能として結構魅力を感じたのも事実だ。
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