三菱「REAL」が提案する“Living Fit”という名のインテリアワイヤレスで接続(2/2 ページ)

» 2008年11月27日 10時00分 公開
[山本浩司,PR/ITmedia]
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ワイヤレス化が実現した“すっきりリビング”

 壁際にモニターを置き、ステーション部とこのブルーレイディスクレコーダーをHDMI接続してソファ近くのサイドボードに収納すれば、視聴者は立ち上がることなく手元ですべての操作が可能になる。しかも、モニターへは信号を無線伝送するので、目障りなケーブルがいっさい目に入らないという快適なリビング環境が構築できる。

photo ソファの近くにステーション部とBDレコーダーが置いてあれば、ディスク交換を含むすべての操作が手元で行える

 別売の専用スタンド(LF-KL2000)と組み合わせたモニター部のデザインも斬新だ。モニター部背面はフラット仕上げで、スタンドに載せた状態で壁からテレビ前面までの距離が短く、ほぼぴったりと壁に寄せることができる。

 スタンド前面には透明なアクリルが用いられ、モニターを支える支柱の前だけ白く塗装されている。よく見ると白い塗装の両側にドット状の処理を施して、無色透明なサイド部分との視覚的な連続性を確保しているのが分かる。また、モニターのベゼルはきれいに面取りされたブラック仕上げなのだが、下部のベゼルのみ、黒から白へグラデーションをつけた美しい塗装が施されており、スタンドと壁との視覚的一体感が無理なく達成されている。

photo 白い塗装の両側にドット状のグラデーション処理を施し、透明なサイド部分との視覚的な連続性を確保している

 これらの処理により、モニター部を白壁の前に置くと、画面だけが中空に浮いているかのような軽やかなイメージが得られる。三菱電機社内のデザイナーによって仕上げられたアピアランスだそうだが、テレビでは近来まれに見る、じつにうまいデザインだと思う。

 また、モニター部のフラットな背面は白く塗装されており、後ろから見てもその姿はきわめて美しい。よってこのモニターを専用スタンドに載せて使用すれば、部屋の壁際だけでなく、どこに置いてもサマになる。横から見ればL字型にたたずむ一枚のオブジェ。LFという型番に“Layout Free”のメッセージを込めた同社の意図が、この仕上げから読み取れるのである。

 本機は性能面でも大きな力が注がれている。採用された液晶パネルは、120Hz倍速駆動に対応した正面コントラストに強いVAタイプ。表面を光沢のあるグレア処理した同社独自の「DIAMOND Panel」である。液晶テレビ最高レベルの暗所コントラスト3000:1を誇るこの光沢パネルの採用で、従来の液晶テレビでは出にくかった、つやのある美しい黒を再現可能にしている。

 薄型パネルは、バックライトと拡散板の距離がより近づくので、輝度ムラや色ムラが出やすいという懸念があるが、本機は光源のCCFL蛍光管と拡散板の数を増やすことでそれに対処している。

 ステーション部には、新画質エンジン「DIAMOND Engine PRO III」が搭載されているが、これは最新テレビの中でも最高レベルの16ビット階調処理ができる信号処理回路である。ここで8ビット(256階調)の入力信号から16ビット(6万5536階調)の信号を生成するわけだが、その際に映像信号の特性を分析してグラデーションエリアを検出、その部分のみにグラデーション信号を挿入してエッジをぼかすことなく多階調化していく。そして、その階調を拡大した16ビット信号をパネル階調(10ビット)に合わせ、ディザと呼ばれる人間の目に検知できない高周波ノイズを足し込んでいくことで、なめらかなグラデーションを実現するのである。

 また、モニター部にも画像処理エンジンが積まれているが、これは無線伝送時に生じるノイズなどの処理を主に受け持っているという。

 実際に本機の画質をチェックしてみたが、映像モード「スタンダード」では、グレアパネルらしい、コントラストのしっかりしたつやのある映像がとてもよいと思った。さまざまな補正回路をはずし、素直な画調を目指したという「シネマ」モードでBD映画ソフトを部屋を暗くして観てみたが、そのしっとりとした映像がじつに味わい深かった。質感表現力がきわめて高い印象で、麻や絹の違いなどモノのテクスチャーをじつに鮮明に描き出す。これは本機ならではの階調表現も大きく寄与しているのだろう。

 また、懸念された無線伝送による映像の乱れだが、今回の視聴ではまったく気にならなかったことを申し添えておく。

photo LCD-46LF2000のために開発された薄型フラットスピーカー。フラットな位相特性に加え、150Hzから2万Hzまでほぼ平坦な周波数特性が特徴

 さて、薄型タイプでいつも問題になるのが、スピーカーのスペースがじゅうぶんに確保できないということ。そこで、三菱電機は、従来のコーン型スピーカーの4分の1の12ミリという厚みの薄型フラットスピーカーを新開発、本機に初採用した。これは、銅箔を加えた高分子フィルムの超軽量膜振動板をネオジウム・マグネットで挟み込み、均一磁界を形成して全面駆動するというもの。フラットな位相特性と150Hzから2万Hzまで、ほぼ平坦な周波数特性が得られているという。実際その音はじつに素直で、クリーンな印象。DIATONE®サラウンドも内蔵で臨場感を満喫できる。

 “Living Fit”“Layout Free”という新コンセプトを掲げ、無線伝送の採用と斬新なデザインで快適な室内環境を実現しながら、最新テレビの中でもトップクラスの性能を実現した三菱“REAL”「LCD-46LF2000」。真に豊かな上質な生活を求めるすべての高感度人間にぜひ見ていただきたい、この冬いちばんの注目テレビといっていいだろう。

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 さらに迫力のある音と映像を楽しみたい人は、三菱電機“REAL”のハイエンドモデル「MZW200シリーズ」にも注目してほしい(写真は46V型のLCD-46MZW200)。新開発のダブルドライブ・サブウーファースピーカーシステムを搭載。迫力のある低域と伸びのある中音域を実現した。

 REALの代名詞となった、つややかな「DIAMOND Panel」に新映像エンジン「DIAMOND Engine PRO III」の16ビット階調処理を組み合わせ、高いコントラストと深みのある黒を実現している。リモコン操作で画面の向きが変わる「オートターン」機能なども備え、臨場感たっぷりの映画を手軽に楽しめる。


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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年12月26日