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“HDD内蔵”が「VIERA」にもたらしたもの(3/4 ページ)

» 2008年12月05日 12時22分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

一般的な録画機能を検証する

 ここまで付加価値的な録画機能を紹介してきたが、もちろんPZR900シリーズでも通常のEPG予約やシリーズ録画が可能だ。EPGはおなじみの「Gガイド」と放送波による番組表をあわせて利用する「いいとこどりの番組表」(同氏)。左側に広告が表示される点は好みが分かれるトコロだが、人名を設定する際にGガイドのデータベースを参照するといった事情もあり、DIGAのスタイルを踏襲している。

photophoto EPGの画面。目的の番組を見つけたら、リモコンの「録画」ボタンを押すと即座に予約が確定する

 リモコンには、「録画」「再生」「早送り」といったボタンに加え、再生時に便利な「30秒スキップ」ボタンも搭載。これを3秒ほど“長押し”することで15秒戻ることも可能だ。できれば専用のボタンを設けてほしい部分だが、リモコンの面積とボタンの大きさを考慮して見送ったという。

photophoto リモコンには、「録画」「再生」「早送り」といったボタンを備えている。再生時のCMスキップに便利な「30秒スキップ」に加え、30秒スキップボタンを長押しすることで“15秒戻る”ことも可能だ

 録画予約は極めて簡単。目的の番組を見つけたら、リモコンの「録画」ボタンを押すと即座に予約が確定する。確定させる前に番組の詳細情報を確認したいときや、設定を変更したりする場合は「決定」ボタンを押して設定画面に移行する。なお、ビエラリンク対応のレコーダーをHDMI接続している場合は、録画先としてDIGAを選択することもできる。

photophoto 電子番組表で録画したい番組を見つけたら、リモコンの「決定」を押すと詳細設定に移行する(左)。ビエラリンク対応のレコーダーをHDMI接続している場合は、録画先としてDIGAを選択することもできる(左)

 連続ドラマなど毎週録画したい番組については、「決定」ボタンで録画予約設定画面を呼び出し、「毎週予約する」あるいは「探して毎回予約する」を選択すればいい。「毎週予約する」は、録画するチャンネルと曜日、時間を設定する、いわゆる時間予約になるため、スポーツ延長や特番などがあっても追従しないが、再放送の多いCSやBSの有料チャンネルなどで重複録画を防ぐことができる。

 一方の「探して毎回予約する」は、番組表から番組名を検索して録画する方式で、こちらは追従録画が可能だ。再放送であっても同じ番組として録画してしまうのがネックだが、地上デジタル放送と無料のBSデジタルチャンネルだけの環境であればこちらのほうが便利で確実だろう。この2つを録画する番組やチャンネルによって使い分けることができる。

photophoto 「毎週予約する」は時間とチャンネルを固定、「探して毎回予約する」は番組名を追っかけて録画する(左)。録画モードのメニューもあるが、DRモード固定のため設定を変えることはできない(右)

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