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マイチェンでもツボをおさえた強化――三菱電機「DVR-BZ110」BD/DVDレコーダー特集(2/5 ページ)

» 2008年12月12日 19時30分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

電子番組表の一覧性を改善

 ソフトウェアはDVR-BZ100とあまり変わっていない。電子番組表を除くとハイビジョン仕様でない点もそのまま。マイナーチェンジでは仕方ないとも思うが、多機能さに対してアンマッチな感は否めない。代わりといっては何だが、動作はおおむねキビキビしている。

photophoto トップメニューは非主流になりつつある3×3の9分割タイプ。電子番組表はハイビジョン仕様だが、放送波の選択までは明らかにSD解像度仕様だ

 電子番組表は広告入りのラ・テ欄タイプのままだが、19チャンネル×12時間、14チャンネル×8時間の一覧が追加され、一覧性は大幅に強化された。一覧では省略される放送時間の短い番組もカーソルを移動するとポップアップ表示で番組名と開始時間、上部の表示で放送日時と番組名、番組内容の一部が確認できる。視認性の面で19/14チャンネル表示はフルHDテレビとの組み合わせが前提になりそうだ。1局1チャンネル、マルチチャンネル表示の切り替えも可能。連続スクロールは比較的高速だが、高速スクロール中はカーソルチャンネルのみを表示するタイプで、ページスクロールのサポートがほしいと思う。

photophoto 新設になった19/14チャンネルの一覧。19チャンネル表示では半日分が一覧できる。もっとも文字サイズを考慮すると40インチ以上のテレビとの組み合わせが前提になりそうだ。高速スクロールよりページスクロールがほしい
photophoto 従来と同じ9/7チャンネル表示
photophoto 従来と同じ5/3チャンネル表示
photophoto 人名検索は番組表情報から人名一覧が自動作成され一覧から選択するタイプだ

 録画予約の手順や機能、一覧などはとくに変更がない。おすすめ自動録画と呼ぶ「安全」「発掘」の2つのタイプの自動録画予約機能も備えており、「安全」をオンにしておけば、毎週放送される番組を1つ録画予約すると、高い確率で次回以降も自動で録画予約が行える。またおすすめ自動録画の「安全」は有効にしておいて損はない。

photophoto 電子番組表から番組を選ぶと番組の詳細画面に切り替わり「番組予約へ」を選択すると録画予約画面に移行する。電子番組表から2回決定ボタンを押せば単発予約は完了するが、完了後に電子番組表に戻るのではなく、録画予約の一覧画面に移動する点はちょっと気になる(左)。録画予約画面では開始時間、終了時間を1度でも変更すると番組追従が行えない手動予約に移行してしまう点には注意が必要だ(右)
photophoto 録画予約一覧はリスト形式で1画面8予約表示。ユーザー予約のみ、自動予約のみの一覧に切り替えることもできる。番組名がカーソル位置の録画予約しか確認できない点は、電子番組表からの予約が主流になった現在ではちょっと不便だ(左)。自動録画は安心型と発掘型、もしくは両方の選択が可能で、録画モードと1日あたりの自動録画番組数が設定できる(右)

 なお、HDDの残量が10%を切ると古い録画番組から削除する機能も備えている。便利な機能だが、HDDに録画番組をため込むクセのある人は、まめに削除されたくない番組を保護設定しておくといいだろう。

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