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こたつでアツアツが楽しめる、電気保温式おでん鍋「田楽亭」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第45回(2/2 ページ)

» 2008年12月30日 23時14分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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調理済みの内鍋をセット

 ステンレスの内鍋には2枚の仕切り板が付いており、内鍋の中を4つに分割できる。こうしておけば、豆腐などの崩れやすいネタをほかのネタと分けて入れられるので便利だ。ちなみに内鍋は加熱版にのっているだけで、ロック機構などはない。使うときはハンドルを持って内鍋を持ち上げて、そのまま火にかけられる。本体は保温機能だけなので、あらかじめコンロの上で調理した内鍋をセットするわけだ。前述した通り、ハンドルはかなり大きいので、持ち運ぶのに不便はない。まあ鍋は熱いおでん汁で満たされているので運ぶ際には注意は必要だが。

photophoto 加熱板のみの状態(左)。通電ランプ(右)

 内鍋をセットしたら、今度は加熱だ。加熱板にはスイッチなどはなく、コンセントを入れれば通電する。通電すると加熱面のランプが赤く光るようになっているが、これは内鍋を置くと当然見えなくなる。できれば内鍋をセットした状態で、通電しているかどうかを確認できるようにしてほしかった。なお、加熱中は当然のことながら触れないくらい熱くなるので、やけどには注意しよう。できれば内鍋を外すと通電が解除されるような安全機構もほしかったが、この値段では仕方ないのかもしれない。

安全機構はイマイチ

photo おでんを入れてみた

 保温機能自体にはとくに不満はない。シンプルで使い勝手もよく、デザインにも満足だ。ただ、コンセントはマグネットで取り外しできるようにしてほしかった。ケーブル長が1.4メートルと少し短く、足で引っかける可能性があるからだ。熱い鍋がひっくり返る恐れがあるだけに、このような安全機構にはもう少し気を配ってもらいたかったというのが正直なところ。子どもがいる家庭は、十分取り扱いに注意していただきたい。これらのマイナスポイントを理解した上で使えば、冬の鍋料理を楽しむ上で強力な味方となるだろう。コンビニのおでんも、この鍋に入れるだけで気軽にお店の気分が味わえる。アツアツのおでんを食べて、厳しい寒さを乗り切っていただきたい。

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