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» 2009年01月11日 13時01分 UPDATE

2009 International CES:「テレビでネット」本格普及へ

今回のInternational CESでは、各社がテレビの未来像として3Dがアピールするが、もう少し身近な新機能として、インターネットコンテンツの“受信機”としての役割を持つ製品が多数登場している。

[ITmedia]

 今回のInternational CESにおいて、テレビの未来像としてパナソニック/ソニーが中心となってアピールしていたのが「3D」だが、もう少し身近な新機能として各社が製品へ実装してきたのが、ネットワークへの対応だ。

 テレビを中心としたAV機器のネット対応は今に始まったことはないが、今回の展示から感じられたのは、テレビを放送の受信機としてだけではなく、インターネットコンテンツ/サービスの受信機として使う方向性を各社が強く打ち出してきたことだといえる。

 パナソニックが「VIERA CAST」、シャープが「AQUOS Net」、ソニーが「BRAVIA Internet widget」、東芝が「TV Widgets」、Samsung Electronicsが「Internet@TV」などの名称で、インターネット経由でテレビ用にカスタマイズされたコンテンツをテレビ単体で楽しめる仕組みを用意している。

photo パナソニック「VIERA CAST」でYouTube視聴
photo ソニー「BRAVIA Internet widget」で株価のチェック
photo Samsung Electronics「Internet@TV」でUSB TODAYのニュースを見る

 日本では主要家電メーカーが参加している「アクトビラ」というプラットフォームが存在するが、北米では各社が独自にサービス提供元と提携を結んでいることが、日米の差異としてあげられる。そのため、どのメーカーのテレビを買うかで利用できるネットサービスに違いがあり、ソニーや東芝、Samsung Electronics、LG ElectronicsはYahoo!と提携し、テレビから直接、ウィジェットを利用してFlickrやYahoo! News、Yahoo! Weather、Yahoo! Financeなが使用できるようになっており、パナソニックはGoogleと提携することでYouTubeやPicasaなどを使えるようにしている。

photo Yahoo!のウィジェットを利用するSamsung Electronics
photo 同じくYahoo!のウィジェットを利用する東芝。UIは似ている
photo VIERA CASTのメイン画面

 ただし、Yahoo!と提携する各社の製品にも、ほぼもれなくYouTube視聴用ウィジェットが搭載されているほか、Amazonの動画配信サービス「Amazon Video On Demand」はVIERA CASTとBRAVIA Internet widgetのいずれでも利用できるなど、重複する部分もある。メーカー各社が独自に取り組みながらも、PCでインターネットサービスを利用するよう、規格のようなもので利用者を完全に囲い込まないのが、北米における「テレビでネット」の特徴といえるだろう。

 インターネットコンテンツ/サービスへの対応はテレビだけが果たすわけではない。パナソニックはVIERA CAST経由でYouTubeやPicasaが利用できるBDプレーヤー「DMP-BD60」を、LG ElectronicsはNetflix/CinemaNow/YouTubeに対応したBDプレーヤー「BD370」「BD390」を、Samsung ElectronicsもNetflix対応のBDプレーヤー「BD-P4600」をそれぞれ投入する。

photo パナソニックのネットワーク対応BDプレーヤー「DMP-BD60」
photo Samsung Electronicsの「BD-P4600」
photo 東芝のメディアプレーヤー。ウィジェットとWindows PC内のコンテンツ再生が行える

 東芝は「TV Widgets」とPCに納められたコンテンツの再生、双方に対応するメディアプレーヤーを年内に販売開始する。PCコンテンツの再生については、Windows Media Center eXtenderに対応しており、WindowsのWindows Media Centerで管理されている写真や音楽、動画などをネットワーク越しに再生できる。

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