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撮る+公開=楽しい――サイバーショット「DSC-G3」レビュー(2/6 ページ)

» 2009年01月22日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

操作はすべてタッチパネル

上面にはシャッターと再生キーがある。本体はG1に比べると劇的に薄くなった(写真=左)。Wi-Fiをオンにすると上面のWLANが点灯する(写真=右)

 G3の操作は、G1とは様変わりして、すべてがT700風のタッチパネルで行う。物理的なスイッチは上面のシャッターボタンと再生ボタン、側面の電源とワイヤレスLAN、撮影時に現れるズームキーだけだ。

背面から。ディスプレイはワイドタイプの3.5型で背面のほとんどがディスプレイといっていい。左手に持っているのは、付属するタッチペン。細かい操作にはペンの方が便利

 3.5型のワイド液晶が感圧式のタッチパネルになっており、指で押してもいいし、付属のペンを使ってもいい。が、細かい操作は指よりペンの方がおすすめだ。指だとアイコンが隠れちゃってどこを押したか微妙なことがあるから。

撮影モードは全部で10個。現在のモードが左のエリアに表示される。これもタッチですぐ変更できてよい(写真=左)。プログラムモードでは画面一番下に、AFモード、測光パターン、ISO感度、露出補正の4つの項目が表示され、タッチすると変更できる。これは露出補正の画面。補正するときはプラスかマイナスのアイコンを必要な回数タッチしなければならない。横軸の任意位置をタッチできるようにしてほしかった(写真=中)。ISO感度もタッチするだけでメニューが出てダイレクトにセットできる。最高ISO3200だ(写真=右)

 タッチパネルの操作体系は従来のタッチパネル式サイバーショットと同じで、タッチしてメニューを表示し、タッチして選択するというシンプルな方式。

 「iPhone」やソフトバンク「931SH」(どちらもデジカメではないけれども)が実現したような、ドラッグなどのジェスチャーによる操作はない。例えば、931SHは画面上に指を右や左になぞるだけで露出補正できるが(これは感覚的で楽しい)、サイバーショットは露出補正画面を出し、ゲージの左右にある+や−をタッチする必要がある。メニューのスクロールもドラッグではなく、画面右にあらわれる三角アイコンをタッチする。やや古い方式のタッチパネルUIといっていいだろう。

画面の一部をタッチするとそこにAF枠がセットされる。これはよい(写真=左)。無事、狙ったところにピント合わせ成功。オートモードなので自動的にマクロモードに切り替わった(画面上の緑の花アイコンがそう)(写真=右)

 だが、画面の両端と下に見えている項目は直接タッチして設定を選べるし、画面上のタッチした位置にピントが合うなど、タッチ式ならではの快適な操作はできる。目の前にあるアイコンに触ればすぐ反応してくれるという感覚的な操作になれちゃうと、十字キー操作がわずらわしくなるだろう。

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