「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が、レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウを主演に迎えたアクション・サスペンス大作「ワールド・オブ・ライズ」が4月29日にBlu-ray Disc化。
特典は監督リドリー・スコットや脚本ウィリアム・モナハン、原作デイヴィッド・イグネイシアスによるオーディオ・コメンタリー、メイキング集(役作り:フェリス VS. ホフマン/白人男性と中東女性:フェリスとアイシャ/トースト色の美術と衣装/巨匠リドリー・スコットの戦略/撮影拠点モロッコ/アクションと特殊効果/ロケ現場:隠れ家/ロケ現場:恐怖の部屋/原作者の視点)、インタビュー、監督のコメンタリー付きの未公開シーン集などを収録している。
イギリスで爆破テロ事件が発生。CIA工作員のフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、上司ホフマン(ラッセル・クロウ)の指示の下、首謀者であるイスラム教過激派の指導者サリームの行方をイラクで追っていた。フェリスは、サリームから自爆テロを命じられ、情報と引き換えに保護を求めてきた男と接触する。ホフマンは、男から情報を引き出した上で泳がし、おとりにしろと指示するが……。
面白いのは、危険な現場に飛び込むディカプリオと、安全なワシントンから指揮するクロウが、味方のはずなのに、時に互いを利用してだましあう関係にあること。CIA内の駆け引きが作戦の成否に影響しているのだ。
スコットとは初タッグとなるディカプリオは無精ひげをたくわえ、優れた頭脳と高い情報収集能力を持ち合わせた諜報員フェリスを熱演。ちなみにクロウとの共演は「クイック&デッド」以来、約15年ぶり。
クロウとスコットは「グラディエーター」「プロヴァンスの贈りもの」「アメリカン・ギャグスター」に続いて4度目の顔合わせとなる。役作りのため30キロ近く体重を増やしたというクロウ。監視衛星の映像を通して、アメリカから現場に指示を送る諜報員ホフマンの横柄さを見事体現している。
敵をだまし、味方もだます。政治的な映画でありながら、スリリングな情報戦の内幕を描いたスパイ・エンターテイメントとしても成り立たせているところが、さすが巨匠スコット。骨太な男性向け作品なので、ぜひどうぞ。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/(公式サイト)
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