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寝起きの一発で気分スッキリ――バンダイ「ガンオクロック」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第15回(2/2 ページ)

» 2009年03月17日 08時30分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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面倒くさいアラーム解除

 電池は本体が単三形乾電池×4本で、専用ガンのほうは単三形乾電池×2本。両方とも電池ケースがネジ止めなので、開けるのが少し面倒くさい。電池をセットしたら、まずは時刻合わせだ。液晶画面の表示は赤字で、部屋を暗くしても視認性は高い。時刻を合わせたら、次はアラームのセット。これにはノーマルモードとハードモードが用意されている。ノーマルは1回命中させればアラームは止まるが、ハードのほうは5回命中させる必要があり、なかなかシビアだ。

photo 的がポップアップした状態。中央が光る

 設定時間になると、的がアラーム音とともにポップアップする。的への射撃は鳴ってから3分以内に行わなければならない。ノーマルの場合は1回、ハードの場合は5回当てればアラーム音が止まり、クラッシュ音とともに的が倒れる。ただしこの状態ではまだアラームモードは解除されず、ふつうの目覚まし時計と同じスヌーズ状態となる。

photo 的を狙い撃て!

 アラームを完全に止めるためには、的が倒れたあとに決定ボタンを3秒間押さなければならない。こうしておかないと、5分後にまたアラームが鳴り出してしまうのだ。念には念を入れるためだとは思うが、これくらいアラーム停止の手続きを面倒くさくしないと、二度寝を食い止めることはできないのかもしれない。

ヤミツキになるゲームモード

 アラームモードとは別に、射撃だけを純粋に楽しめるゲームモードも搭載されている。ゲームモードには「タイムトライアル」と「ランダムショット」の2種類を収録。「タイムトライアル」は音声によるカウントダウンのあと、的が光った瞬間に狙い撃ち、的に命中するとタイムが記録される。「ランダムショット」のほうは、ランダムなタイミングで的が起き上がり、的が光っている間に命中させれば得点となる。いずれもなかなか熱くなれるゲームだ。

 ワタクシ自身はそれほど射撃が得意なわけではないのだが、実際にやってみるとけっこう命中率が高くてうれしくなった。もしかしたら簡単過ぎてつまらなく感じる人もいるかもしれないが、的を遠くに置けば難易度は上がるので、距離を変えることで調整すればいいだろう。命中するとクラッシュ音とともに的が倒れる感触が小気味よく、かなり爽快(そうかい)感がある。これはしばらくヤミツキになりそうだ。

 射撃ゲームが好きな人はもちろん、この手のゲームが苦手な人にもぜひオススメしたい。なぜかというと、的に当てるのが下手であればあるほど、アラームを止めるのが困難になり、その分、起きられる可能性が高まるからだ。気が重い月曜日の朝も、この商品さえあればきっとスッキリと起きられるだろう。朝起きるのが苦手な人は、ぜひお試しあれ。

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