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» 2009年04月08日 17時10分 UPDATE

山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」Vol.35:パナソニック「DMR-BW950」で見るBD「ガンジー」のレストア高画質 (1/2)

パナソニック「DMR-BW950」は、早くもラインアップを一新したDIGAシリーズのトップエンドモデル。ワンセグ録画やYouTubeといった新機能に注目が集まりがちだが、画質面でも着実に進化していることが分かった。

[山本浩司,ITmedia]

 昨今のように景気の悪い話ばかりが連日報道されると、当然消費マインドは冷え込み、新製品に買い替えようという気持になかなかなれないという方は多いだろう。しかし、一方で支出のかさむ外出を控えて、“イエナカ”の楽しみを充実させたいと考える方も少なくないはず。事実、日米ともにBDプレーヤー/レコーダーの販売数量は比較的堅調という話を聞くと、なるほどそりゃそうでしょ、と思う。ハイビジョンの高画質&大画面で映画や音楽番組を見て過ごす“家時間”の楽しさ、うれしさに勝るものはなかなかないですからね。

 さて、BS/地デジを問わずハイクォリティな好番組が続々と放送される“ハイビジョン大国”ニッポンでは、当然、BDもプレーヤーよりレコーダー需要が多い。なかでもパナソニックの「DIGA」シリーズは、他社のレコーダーに対して一頭地を抜く魅力を持っている。ぼくも昨年秋に発売された1T(テラ)バイトのHDDを内蔵した「DMR-BW930」を入手し、パイオニアの50V型プラズマモニター「KRP-500M」と組み合わせてエアチェックやROM再生を楽しんでいるが、そのクォリティの高さは比類がなく、ぼくのハイビジョンライフの司令塔役を立派に務めてくれている。

 そのDIGAのラインアップが、早くもこの2月に一新されたことはみなさん御存知の通り。今回はDMR-BW930の後継機種となるトップエンド機「DMR-BW950」を実際に使ってみてのインプレッションリポートをお届けしたい。

photo パナソニックDIGAのトップエンド機「DMR-BW950」

 DMR-BW950を一目見てのBW930との大きな違いは、奥行寸法。約240ミリとDMR-BW930より7.5センチほど短くなっている。これは薄型大画面テレビの置き台となるラックに無理なく収まるサイズとのことで、上から見ると、なるほどDMR-BW930に比べて大幅に小型化された印象だ。もっとも後述する本機の性能の素晴らしさと比べると、そのルックスはあまりに素っ気ない、というか安っぽい。もう少し買った満足感を満たしてくれるアピアランスを実現できないものかと思う。それなりの価格の商品なんだしね。

 リモコンは、デザイン面ではDMR-BW930と大きな違いはない。しかし、チャプターマーク・ボタンの隣にあった消去ボタンがなくなり、間違って押してあわてることがなくなったし、停止ボタンの両側に「10秒戻し」「30秒送り」の両ボタンが新たに加えられ、シーン・サーチがすごく楽になった印象だ。使い勝手は着実に向上している。

photo 背面端子

 DMR-BW930との機能面での最大の違いは、地デジ・ワンセグ放送の通常放送との同時録画の実現と、インターネット動画サイト「YouTube」の受信機能の追加の2つ。ワンセグ録画は、SDカードなどにすばやく転送(1時間番組で約40秒)してワンセグ対応携帯電話や携帯型テレビ“ビエラワンセグ”で見ることができる。移動中に話題の番組をちょい見したいという、時間に追われているビジネスマンにはありがたい機能だろう。

 後者については、粗悪な画質のYouTubeの映像をリビングの大画面テレビで観ても仕方ないでしょ、と思っていたが、実際に50V型で閲覧してみて、考えが変わった。確かに画質はお粗末だが、古い友人が若いころに活躍していたバンドのお宝映像などを仲間と一緒に見て笑い合っているうちに、この機能にはPCの小さな画面(大画面テレビとの比較)で一人で見るのとは違った楽しさがあると実感した。アマチュアの映像をなにがなんでも高画質で見たいというのもおかしな話だものね。

 HDコンテンツが楽しめる「アクトビラ ビデオ・フル」とそのダウンロード・サービスについてはすでにDMR-BW930が対応していたが、もちろん本機DMR-BW950でも引き続きそのサービスを享受できる。実際にその無料HDプログラムを試してみたが、以前観たときよりも圧縮系ノイズが減ったように思うが、コントラスト不足は相変わらず。まだまだお金が取れる画質だとは思えない。あまねくすべての人に無料で公開されるYouTubeと違って、プロの映像を提供するアクトビラ ビデオ・フルにはどうしても見方が厳しくなってしまうのだ。

 いずれにしても、DMR-BW950は単にBDレコーダーと呼ぶのもはばかれるほどネットワーク系からワンセグ放送まで対応コンテンツのウィングを広げており、家庭内メディアサーバーとしての魅力度がより深まったことは間違いない。パナソニックのDIGA戦略、なんだかすごいことになってきたという感じがする。

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