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シャープ、新開発映像エンジン搭載の“AQUOS”Dシリーズを発表アクトビラにYahoo!の動画チャンネルも

» 2009年05月11日 16時02分 公開
[ITmedia]

 シャープは5月11日、液晶テレビ“AQUOS”の新製品として、新開発の「高画質マスターエンジン」を搭載した「Dシリーズ」を発表した。カラーバリエーションを含め、4サイズ計10機種を6月10日に発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭では32V型が20万円前後、40V型は25万円前後、46V型が35万円前後、52V型は45万円前後になる見込みだ。

photo AQUOSの新Dシリーズ。2色もしくは3色のカラーバリエーションを用意している
型番 LC-52DS6 LC-46DS6 LC-40DS6 LC-32DS6
画面サイズ 52V型 46V型 40V型 32V型
解像度 1920×1080ピクセル
カラー ブラック系/ホワイト系 ブラック系/ホワイト系 ブラック系/ホワイト系/レッド系 ブラック系/ホワイト系/レッド系
チューナー 地上デジタル、BSデジタル、CS110度デジタル、地上アナログ
スピーカー アンダースピーカー
HDMI入力 3系統
消費電力 275ワット 246ワット 202ワット 149ワット
年間消費電力量 225kWh/年 200kWh/年 163kWh/年 149kWh/年
店頭想定価格(オープンプライス) 45万円前後 35万円前後 25万円前後 20万円前後
発売日 6月10日

 省エネ設計のベーシックモデルながら、倍速駆動の「Wクリア倍速」やテレビ向け動画コンテンツを楽しめるネットワーク機能を搭載。省エネ性能は、全モデル2008年度省エネ基準の多段階評価で☆5つを獲得しており、5月15日に開始される「エコポイント」の対象機種になる見込みだ。

 新開発の「高画質マスターエンジン」により、倍速駆動の精度を高めたほか、映像やシーンに応じて自動的にコントラストや色を調整する「アクティブコンディショナー」といった機能を実現した。「Wクリア倍速」は、従来の120Hz駆動に加え、映像の動きベクトルを検出して自動的に補間映像を最適化する専用回路を搭載。動きの速い映像をクリアにすると同時に、撮影時にカメラがパンした際に生じるボケも検出して補正するという。

photo 撮影時にカメラがパンした際に生じるボケも検出して補正する「Wクリア倍速」

 また、映像信号をシーンごとにリアルタイムで分析し、独自アルゴリズムによってバックライトの明るさと液晶パネルの開口率を制御することでダイナミックコントラスト(テレビコントラスト)で1万5000:1を実現している。

 ネットワークサービスは、AQUOS専用サービスの「AQUOS.jp」、「Yahoo! JAPAN for AQUOS」「デジ×マガ」に加え、新たに「Yahoo! JAPAN for AQUOS 動画チャンネル」をサポート。さまざまなカテゴリーの動画を無料で楽しめるという。さらに「アクトビラ ビデオ・フル」や「ひかりTV」のクライアント機能も備えており、別体チューナーなしで視聴できる。

 オーディオ面では、同社お得意の1ビットアンプを採用。デジタル放送の音声信号をアナログ変換することなく、デジタルのまま伝送し、音声増幅を行う。また放送番組からCMなどに切り替わる際の急激な音量変化を自動的に抑える「オートボリューム」も採用した。

 いずれのサイズも、HDMI入力は3系統を用意。AQUOSファミリンクに対応するBDレコーダー「AQUOSブルーレイ」やラックオーディオシステム「AQUOSオーディオ」と組み合わせた場合、各種連携機能を利用できる。そのほかの入力端子は、D5×2系統、S2ビデオ×1系統、コンポジット×3系統、音声入力端子付きのアナログRGBなど。

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