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» 2009年05月14日 13時53分 UPDATE

シネマDSP 3Dモード搭載:ヤマハの“新世代AVアンプ”に2つの上位モデルが登場

ヤマハは、同社の“新世代AVアンプ”と位置づける「AXシリーズ」の上位モデル「AX-V765」および「AX-V1065」を6月下旬から順次発売する。音質を重視して基板から新設計。シネマDPSの3Dモードも搭載した。

[ITmedia]
photo 「AX-V1065」

 ヤマハは5月14日、“新世代AVアンプ”と位置づける「AXシリーズ」の上位モデルとして、「AX-V765」と「AX-V1065」の2機種を発表した。Blu-ray DiscのHDオーディオ再生はもちろん、新たにシネマDSPの「3Dモード」など機能面を充実させた。AX-V765は8万4000円で6月下旬発売、AX-V1065は11万250円で7月下旬に販売を開始する予定だ。

 AXシリーズは、薄型テレビと組み合わせて“普段使い”を提案するヤマハの新コンセプトAVアンプ。大きくて見やすいELディスプレイに入力機器の名前を表示できる“リネーム機能”をはじめ、背面端子は映像入力と音声入力をまとめて「AV1」など分かりやすい“テレビスタイル表記”、アイコン表示による新デザインのGUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)など、設置や操作の分かりやすさを重視した。

 音楽を気軽に楽しめるのも同シリーズの特徴で、FM/AMチューナーを内蔵しているほか、フロントパネルにはポータブルオーディオの接続に便利な入力端子を備えている。AX-V765はステレオミニジャック、AX-V1065はUSB端子を搭載。別売のiPodユニバーサルドック「YDS-11」を使用してiPodをデジタル接続することも可能で、音楽再生時にはプレーヤーに保存されているアルバムのジャケット写真をテレビ画面に表示する「アルバムアート」機能が利用できる。

photophoto 分かりやすいアイコン表示を採用した新デザインのGUI(左)。iPodに保存しているジャケット写真をテレビ画面に表示する「アルバムアート」機能(右)

 シネマDSP 3Dモードは、「AX-V465/V565」などに採用された「シネマDSP-plus」に高さ方向の音場データを加え、より立体的なサラウンド空間を再現するというもの。映画用プログラムではディスプレイに映し出される映像とサラウンド音場の一体感を高め、音楽再生用プログラムではホールのような音場空間をリアルに描きだすという。また、サラウンドバックスピーカーを使用した従来の7.1チャンネル再生と、フロントプレゼンススピーカーを使用するシネマDSP 3Dモードを切り替えて使用できる“デュアル7.1チャンネルサラウンド”もサポートしている。

DSP-AX863/763の基板構成を全面見直し

 新製品の2機種は、HDオーディオ対応の手ごろなAVアンプとして昨年人気を集めた「DSP-AX863/763」の後継機という位置づけ。ただし、基板構成から全面的に見直し、音質の向上を図ったという。例えば音声回路は入力段から増幅段、出力段までを1枚の基板で構成し、「信号経路の最短化により、優れたレスポンスと力強い再生音を実現した」(同社)。入力信号の種類に応じて最適な信号経路を選択するなど、音質最優先で動作する。

photo 「AX-V1065」の内部構成

 基板構成の変更に伴い、パーツの選別も一からやり直した。例えば、アンプの各回路に電源を供給する電源トランスは、「鉄芯や銅線など構成パーツの組み合わせを変えた20タイプを製作。比較試聴により、解像度が高く、音の強弱の差も明確に描き分けるものを採用した」(同社)。さらにトランスの巻線も各回路ごとに別巻線とし、それぞれの相互干渉を抑え込むなど、「徹底したチューニングを施している」。

 アンプ部の実用最大出力(JEITA)は、AX-V765が各チャンネル135ワット、AX-V1065は同じく145ワット(いずれも6オーム時)。オーディオ/映像系ソースのすべての信号に対応するピュアダイレクトモードも搭載した。

photophoto 「AX-V765」(左)および「AX-V1065」(右)の背面端子群。映像と音声の端子をまとめたテレビスタイル表記を採用した

 HDMI入力は4系統。Deep Colorやx.v.Colorに対応するほか、アンカーベイ・テクノロジー製のビデオアップスケーラーを搭載したことでDVDソフトなどのSD映像信号を1080p信号に変換して出力できる。

 もちろん各テレビメーカーのHDMIリンク機能をサポート。東芝、ソニー、パナソニック、三菱電機、シャープ、日立製作所のテレビと組み合わせた場合、テレビ側のリモコン操作でアンプの電源オン/オフや音量調節、入力切り替えなどが可能だ。さらにHDMIのスタンバイスルー(AVアンプがスタンバイ状態でも入力機器信号を伝送する機能)時の消費電力を3ワット未満に抑えるなど、大幅な省エネ化も実現した。

 そのほかの仕様は下表の通り。

製品型番 AX-V765 AX-V1065
実用最大出力(JEITA) 135ワット×7 145ワット×7
HDMIアップスケーリング 1080P対応
オンスクリーンディスプレイ
入力端子 HDMI×4、コンポーネント×2、D4×2、コンポジット×5、アナログ音声×6、光デジタル×2、同軸デジタル×2
USB端子
出力端子 HDMI×1、コンポーネント×1、D4×1、コンポジット×1
外形寸法 435(幅)×365(奥行き)×171(高さ)ミリ
重量 11キログラム 11.1キログラム
本体カラー ブラック
価格 8万4000円 11万250円
発売日 6月下旬 7月下旬

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