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「Zシリーズ」のクリアパネル、Wスキャン倍速を徹底解剖:東芝「REGZA」、画質にかけた3つの挑戦 (1/3)

東芝の液晶テレビ<レグザ>に春の新製品が登場した。中でも3つの“Z”シリーズは、多くの新機能でアグレッシブに画質向上を求めた意欲作だ。「Wスキャン倍速」が実際に動作する様子をとらえた写真などを交え、新しい「Zシリーズ」に盛りこまれた新しい試みを紹介していこう。

 こだわりの画質と高い利便性で着実にファンを増やしてきた東芝の液晶テレビ<レグザ>。この春に登場した最新モデルでも、画質と利便性の両方において、ほかにはないユニークな要素を盛り込んできた。これは社交辞令ではない。普通なら、シェアを伸ばした後は、既存のファンを失わないために守りに入るものだ(東芝は26V型以上の液晶テレビで国内シェア2位。2009年2月、GFKジャパン調べ)。ところがREGZAは、新しいことへの“挑戦”を続けることに、全く迷いが見られない。

 例えばREGZAの最上位モデル“Z”シリーズは、これまでもネットワークストレージやUSBハードディスクへの録画機能を備え、人気を博していたが、今回の新REGZAは内蔵するダブルチューナーを生かした2番組同時録画にまで対応している(解説1を参照)。加えて、テレビ版Yahoo!や「アクトビラ ビデオ・フル」などのインターネット映像配信の対応サービスも増え、素早いHDMI機器への切り替えを実現するInstaPort(インスタポート)という最新技術にも対応している。

 かつても購入後のユーザーの使い勝手を考え、ファームウェアアップデートで番組表表示のデザインまで更新したREGZAらしく、利便性を上げるためには、あらゆる改良を施そうというどん欲さが垣間見える。

photo 42V型の「42Z8000」。特徴的なブーメランスタンドとすっきりとした外観。HDDは内蔵しないが、市販のUSBハードディスクを追加すれば、録画対応に。後述の「おでかけW録」も利用できる。4月25日より発売中。店頭想定価格は32万円前後

 最新REGZA「Z8000シリーズ」の中から、売れ筋モデルとなるであろう「42Z8000」をピックアップし、その魅力を探ってみることにしよう。

なぜ光沢パネルを採用したのか?

 新しいREGZAのラインアップを見渡すと、一部下位モデルとLEDバックライト搭載の最上位「ZXシリーズ」を除き、すべてに視野角が広く、素直な発色のIPSパネルを採用している。これまでのように、サイズによって方式が異なるといったことはなくなった。

 IPS方式はVA方式に比べ、視野角では圧倒的に優れるものの、コントラストが低いというのが一般的な評価だ。しかし、IPS方式の液晶パネルもコントラストは着実に向上しており、とくに一般的なリビング環境で楽しむ際の明所コントラストは充分な性能になってきている。巧妙なバックライト制御も、コントラストの弱点を補い、IPS方式本来の長所が引き出されているといっていいかもしれない。

photo 全光沢パネル(クリアパネル)と半光沢パネルの違い。半光沢処理は外光を乱反射するため、外光がボケて映り込みは緩和されたように見えるものの、反射輝度が高い。このため、画面が白っぽく浮いて見え、結果としてコントラストや色純度を下げてしまう

 さらに”フルHDクリアパネル”と名付けられた、光沢感のあるパネルを採用することで、抜けの良い発色と明瞭(めいりょう)な画質を得た。従来のパネルは映り込みを緩和するため、表面の細かな凹凸で光を乱反射させる半光沢処理が行われていたが、反射する光を吸収するAR(anti-reflective)コーティングを施した光沢パネルへと変更したのである。これが新REGZA“第1の挑戦”だ。

 光沢感のある表面処理では、画面が映り込みでちらついて見にくいと考える読者もいるだろう。しかしARコートが施された液晶パネルは従来の半光沢パネルに対し、反射輝度は約40%(42Z7000比)に低減した。つまり、半光沢処理は乱反射するため、外光がボケて映り込みは緩和されたように見えるものの、反射輝度は高い。このため、画面が白っぽく浮いて見え、結果としてコントラストや色純度を下げて、メリハリ感を損ねてしまう。

photophoto 半光沢処理を施したパネルはいわば“すりガラス”のようなもの。外光がボケて映り込みは緩和されるが、テレビの映像もパネル表面で拡散させるため、全体的にぼやけた映像になりがちであった。(左)は全光沢、(右)は半光沢。パネルを通してみえる手は、明らかに左のほうが明瞭(めいりょう)だ

 では、なぜ従来は採用例が少なかったのか。画質面ではARコートが施された光沢パネルの方が有利だが、従来の液晶テレビはそのほとんどが光沢ではないパネルであり、全光沢パネルへの理解を求めるのが難しいと思われてきたからだ。保守的に従来の安全な路線を行くのであれば、当然、新REGZAも半光沢パネルを採用するところだが、あえて画質にこだわって全光沢パネルを採用したわけだ。

 その結果、黒が引き締まり、高画質の市販Blu-ray Discソフトが持つ高精細な映像を損ねることがなくなっている。店頭では映り込む外光が多く評価しにくいかもしれないが、明瞭な映像と黒の表現力を見れば、この選択が間違っていないことが理解できるだろう。この東芝のチョイスは、今後の液晶テレビの新しいトレンドになると思う。

解説1:“おでかけW録”とは?

 録画できるテレビは、面倒な配線が必要なく、操作も簡単だ。ただ、レコーダーなら当たり前の2番組同時録画に対応していないのが不満という人もいることだろう。REGZAの新“Z”シリーズは、新たにこの2番組同時録画に対応。録画したい番組が2つ重なっても、両方の番組を録画できる(「ZXシリーズ」「Zシリーズ」はUSB HDD、「ZHシリーズ」なら内蔵HDDだけでも可能)。

 2番組録画中は録画中の2つのチャンネルしか見ることができないため、「おでかけしているときに使ってほしい」という意味を込めて「おでかけW録」と命名したというが、2番組同時録画中でも録画している番組を“おっかけ再生”したり、ハードディスク内にある録画済み番組の視聴などは行える。少々の機能制限はあっても、便利な機能を積極的に取り込む姿勢はいかにもREGZAらしい。

photophoto ワンセグの同時録画もサポート(フルセグは1番組)。SDメモリーカードなどにダビングして「レグザケータイ」などのワンセグ対応携帯電話で“おでかけ”できる

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提供:株式会社東芝
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年6月17日

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