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三菱、IPS方式で実売7万円を切る24.1型ワイド液晶ディスプレイ「RDT241WEX」sRGBでの色管理向け

» 2009年05月20日 01時30分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は、1920×1200ドット表示の24.1型ワイド液晶ディスプレイ「RDT241WEX」を6月5日に発売する。価格はオープンで、実売価格は6万9800円前後の見込みだ。

ボディカラーは2色を用意。左がホワイトの「RDT241WEX」、右がブラックの「RDT241WEX(BK)」

 RDT241WEXは色管理に適した液晶ディスプレイ「Diamondcrysta Color」シリーズの第2弾製品(第1弾は2009年2月に発売された25.5型ワイドモデル「RDT262WH」)。視野角による色度変化の少ないIPS方式の非光沢液晶パネルを搭載しているのが特徴だ。表示色はRGB各色8ビットの約1677万色で、12ビットのルックアップテーブル(LUT)を用いて階調性を高めている。

 色域はsRGB相当となっており、sRGBで撮影をしているデジカメユーザーをはじめ、sRGB環境で作業することが多い動画やWebコンテンツの制作用途を想定している。Adobe RGBの色域に対応しないことで価格を抑え、一般ユーザーでも入手しやすくした。

 写真用とCG用それぞれに3種類のプリセットモード(ピクチャーモード)があり、前面のボタンで各モードを切り替えられる。写真用には、輝度120カンデラ/平方メートル、色温度5000K/6500K、ガンマ2.2といった設定、CG用には、輝度120カンデラ/平方メートル、色温度6500K/9300K、ガンマ2.2/Sカーブといった設定が用意されている。

 各プリセットはユーザーによる調整が可能で、輝度は70カンデラ/平方メートル以下、ブラックレベルはノーマル/カスタム、色温度は4000〜10000K(100Kステップ)、ガンマは2.4/2.2/1.8/Sカーブ/Cカーブ/オプション(DICOM近似)に設定できる。暗部の階調を確認しながら作業しやすいように、ブラックレベルの設定は前面のボタン1つで暗部の階調を持ち上げた表示に切り替えられる。製品には、目視による簡易的なカラーマネジメントツール「EASYCOLOR!2」と色調整用チャートが付属し、オプションで遮光フードも用意する。

 基本スペックの標準値は、輝度が380カンデラ/平方メートル、コントラスト比が900:1、視野角が上下/左右で各178度。応答速度は中間階調域で5ms、バックライトは6灯のCCFLを内蔵する。PC入力はHDCP対応のDVI-DとD-Subの2系統を備えており、DVI-Dは1080p/1080i/720p/480pのAVタイミングをサポートしている。

 本体サイズは568(幅)×210.6(奥行き)×487.8(高さ)ミリ、重量は約7.8キロ。スタンドは上20度/下4度のチルト、左右45度のスイベルが行える。

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