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ビデオ撮影「nano」、高速「iPod touch」、超容量「Classic」――iPodがラインアップ一新

» 2009年09月10日 10時53分 公開
[ITmedia]

 アップルが、iPodシリーズのラインアップを一新した。「iPod touch」「iPod nano」「iPod Classic」「iPod shuffle」という構成に変化はなく、外観上の変更も少ないが、が、iPod nanoにはビデオ撮影可能なカメラが搭載されるなどモデルによっては大きく手が加えられている。iTunesも最新の「iTunes 9」が提供開始された。

 最も大きな変更が加えられたのは「iPod nano」。外観とサイズは既存モデルと大差ないが、液晶画面の大画面・高精細化が行われ、背面に搭載したカメラによって動画の撮影が可能となった。動画の解像度は640×480ピクセルで、フレームレートは30fps。スピーカーも新搭載された。8Gバイト/16Gバイト版が用意され、価格は8Gバイト版が1万4800円、16Gバイト版が1万7800円。

photophoto 「iPod nano」(写真=左)、「iPod touch」(写真=右)

 インターネットアクセスデバイスあるいはゲームデバイスとしての存在感も増しているiPod touchについては、処理速度を既存モデルに比べ最大50%向上(同社)させた32G/64Gバイト版が用意された。機能や特徴についてはほぼ既存モデルを踏襲する。価格は32Gバイト版が2万9800円、64Gバイト版が3万9800円。既存の8Gバイトモデルは1万9800円へと値下げされた。

 iPod shuffleはバリエーションモデルの追加と価格改定が行われた。これまでは容量が4Gバイトのみ、カラーはシルバー/ブラックという展開だったが、新たに2Gバイトモデルが追加され、カラーは全5色から選択できるようになった。また、AppleStore限定の光沢スチール仕上げモデル(4Gバイト)も用意された。

 iPod ClassicはHDD容量の増加のみが行われた。120Gバイトから160Gへと容量が増加し、楽曲ならば4万曲(AAC/128kbps)が保存できる。

photophoto 「iPod shuffle」(写真=左)、「iPod classic」(写真=右)

 統合ライブラリソフトの最新版「iTunes 9」は画面UIに変更が加えられたほか、新たに、自宅内にある最大5台のマシン間で音楽や映画などを共有する「ホームシェアリング」機能のほか、Geniusは自身のライブラリも対象とした「Genius Mix」などの機能を備えた。また、iTunes Storeで購入した特定の音楽や映画について、歌詞やアートワーク、ドキュメンタリー、インタビューなど追加コンテンツを楽しめる「iTunes LP」「iTunes Extras」も用意された。

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