綾瀬はるか主演による、実話ベースのエッチ系スポ根映画「おっぱいバレー」が10月21日にBlu-ray Disc化。
本編BDと特典DVDの2枚組。本編ディスクには綾瀬はるか、羽住英一郎監督、2名が参加したオーディオ・コメンタリーを収録。特典ディスクには、戸畑第三中学校・時間割メニュー仕様によるメイキング、ロールナンバー集(カチンコ映像)、渋谷での完成披露試写会の模様、北九州でのキャンペーン、劇場公開初日舞台挨拶、公開初日に放映された日テレ特番「おっぱいバレー 笑って泣いて胸いっぱいスペシャル!!」のDVD バージョン、男子バレー部員のオーディション風景、テレビ・スポット集、劇場用予告編集、主題歌「個人授業」(歌:Caocao)のミュージック・クリップなど約140分を収録している。
1979年の北九州市、戸畑第三中学校に新人教師の美香子が赴任し、男子バレーボール部の顧問を任される。このバレー部は部員の人数が足らず、ボールにすらまともに触ったことがない弱小チームだった。
そんな彼らの頭の中は思春期の悶々としたエロネタでいっぱい。あるとき、「試合に勝ったらおっぱいを見せる」という、あり得ない約束を美香子はさせられてしまう。戸惑う美香子をよそに、生徒たちは今までとは別人のように練習に打ち込む。しかし、試合を間近に控えたある日、“おっぱいの約束”が学校にバレてしまい……。
監督は「海猿」シリーズや「銀色のシーズン」で知られる羽住英一郎。生徒たちに試合に勝ってもらいたい、でもおっぱいを見せるわけにはいかないと真剣に悩む美香子先生を演じるのは綾瀬はるか。未熟な大人の女性像が彼女にうまくハマっている。ほかに美香子の相談相手になる同僚教師に青木崇高、部員たちにバレーを教える手助けをする生徒の父親役で仲村トオルも出演。オーディションで選ばれたという部員たちもそれぞれ魅力的だ。
部室に貼られている元祖巨乳アイドル榊原郁恵のポスター、ピンク・レディーやキャンディーズ、荒井由美といった70年代ヒット曲の使用が効果的で、アラフォー世代には響くはず。
「おっぱい」という言葉は連呼されるが、タイトルから予想されるエロさは皆無。思春期男子の下心丸出しのアホな思いが実に可愛らしく描かれ、綾瀬はるかのおっぱい見たさに精一杯頑張る青春なんて、アリなんじゃないでしょうか。実はワケありの美香子先生の奮闘にも胸を熱くさせられます。
後味はスッキリ爽やか、清々しい気分にさせてくれる青春映画のナイスな快作。相方から「綾瀬はるかのおっぱい目当てか」と嫌がられても気にせず、正々堂々、カップル&夫婦で鑑賞してください。
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