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» 2009年09月15日 19時52分 UPDATE

サンディスク、600倍速「世界最速」CFカードを発売

サンディスクが600倍速の“世界最速”CFカードを発売。RAW撮影でもストレスのない撮影を可能にする。

[ITmedia]

 サンディスクは9月15日、コンパクトフラッシュ(CF)カードの新製品、「サンディスク・エクストリーム・プロ」を9月19日より販売すると発表した。16Gバイト/32Gバイト/64Gバイトの3種類が用意され、価格はいずれもオープン。実売想定価格は16Gバイト版が3万5000円前後、32Gバイト版が6万円前後、64Gバイト版が10万円前後。

photophoto 90Mバイト/秒の高速カード「サンディスク・エクストリーム・プロ」(写真=左)と同時発表された60Mバイト/秒の「サンディスク・エクストリーム」(写真=右)

 プロ写真家や写真愛好家が利用するデジタル一眼レフカメラでの利用を想定した製品で、新開発のメモリコントローラ「サンディスク・パワー・コア・コントローラ」を搭載することにより、リード/ライトいずれについても同社既存製品「エクストリームIV」の約2倍、最大90Mバイト/秒(UDMA 6)という「世界最速」(同社)の高速な転送速度を実現した。

photophoto 内部には2つのメモリブロックを搭載しており、コントローラがいずれかのメモリへ順次書き込んでいく。方法としてはRAID 0(ストライピング)に類似している(写真=左)、同社代表取締役の小池淳義氏はフラッシュメモリの国内製造開発、メモリコントローラの自社開発などを同社の強みとして強調する(写真=右)

 同社のテストでは、キヤノン「EOS 5DMarkII」で20枚のRAW+JPEG撮影をした際、書き込みが終わるまでの時間は、新製品で14秒だったという。PCへの読み込みについても、対応リーダ/ライターを使用した際には、98Mバイト/秒の速度を記録したという。

 搭載されたメモリブロックへ入力されたデータを均等に書き込んでいくウェアレベリングと、42ビットエラー訂正コードによって信頼性も向上させている。また、マイナス25度から85度までの温度帯での動作が保証されているほか、3メートルの高さからの落下に耐える耐久性も備える。湿気対策としてシリコンコーティングも施されている。

 既存製品「エクストリームIII」の後継となる「サンディスク・エクストリーム」も新発売される。「エクストリーム・プロ」の90Mバイト/秒には及ばないものの、エクストリームIIIの2倍となる60Mバイト/秒の高速転送が行える。8Gバイト/16Gバイト/32Gバイトの3容量が用意され、価格はいずれもオープン。実売想定価格は8Gバイト版が1万6000円前後、16Gバイト版が3万円前後、32Gバイト版が5万円前後。

 新製品の発表会では高速連写のメリットがいきるシーンの例として、写真家の権藤和也氏がトリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんの演技を撮影した。権藤氏は「(新製品のカードを使うと)書き込み速度限界がほぼ無くなるので、それだけ良いシーンを撮影できる」とストレスフリーの撮影が実現することを歓迎していた。

photophoto 連写後のカード書き込み時間がこれまでのカードではネックだったという権藤氏(写真=左)、高速カードならばRAW撮影でも連写が効き、高速回転するフィギュアスケートのスピンも多くのカットを抑えられる(写真=右)

 また、自身のブログにも多くの写真を掲載するほか、お父さんが写真好きという荒川さんは「まばたきするようにシャッターが切れたら、どんなにいいだろうと思うことがあります」と写真撮影についての思いを語っていた。

photophoto 荒川さんと米サンディスクバイスプレジデントのエリック・ボーン氏(写真=左)、これまでの数多く荒川さんの写真を撮影してきた権藤氏だが、トリノ五輪だけは会場キャパシティの関係で撮影できず非常に心残りだという(写真=右)
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