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2層BDに36時間フルHD録画、8.5倍対応のAQUOSブルーレイ

» 2009年09月24日 15時22分 公開
[ITmedia]

 シャープは9月24日、Blu-ray Disc/HDDレコーダー“AQUOSブルーレイ”の新製品「BD-HDW50」「BD-HDW45」「BD-HDW43」を10月24日より販売開始すると発表した。いずれも長時間録画を可能とするトランスコーダー技術の改良が進められ、従来機を上回る“約8.5倍”の長時間録画が可能となった。

photo 上段が「BD-HDW50」、下段左が「BD-HDW45」、右が「BD-HDW43」

 価格はいずれもオープンで、実売想定価格は1TバイトのHDDを搭載するBD-HDW50が19万円前後、500GバイトのHDDを搭載するBD-HDW45が14万円前後、320GバイトのHDDを搭載するBD-HDW43G12万円前後。

 MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダーのアルゴリズムを改良し、TS記録(DRモード)の約8.5倍相当の録画を可能にした。トランスコーダーはMPEG2-TSで送信された放送データを、一定段階まで展開して変換する。解像度の変更を行わないため、エンコードよりも高い画質が期待できる。AQUOSブルーレイでは、2008年夏モデルより搭載されている。

 本製品では8.5倍相当までの長時間モードを備え、記録メディアが2層BD(50Gバイト)の場合、フルHDのままで録画時間を約36時間まで延長できる。また、従来機では不可能だったダブルチューナーを利用しての「2番組同時長時間モード録画」が可能となったほか、2番組同時長時間モード録画中でもBD再生やHDD→BDへの高速ダビングが行えるなど、利便性も大きく向上した。

 HDMI-CEC「AQUOSファミリンク」はより連係機能が強化された「AQUOSファミリンクII」に対応。レコーダー再生時に操作パネルをテレビ画面上に映し出すことができ、レコーダーのリモコンに持ち換えることなく、テレビのリモコンから操作が行える。

 HDDや本体メモリではなく、BD-REメディアに予約情報を書き込むことで、メディアをセットするだけで番組予約が行える「マイディスク予約」が行える。1枚のBD-REメディアに毎日/毎週を含め8番組の予約設定が可能で、コンポレーションディスクの作成も容易だ。また、予約設定の書き込まれたBD-REはBD内蔵AQUOSでも番組予約/録画が可能だ。

 録画したデジタル放送の番組をUSB経由で携帯電話へ転送する「高画質 番組持ち歩き」機能も搭載するほか、AVCHD方式のビデオカメラをUSB接続すれば、取り込みたい映像のみを選択して本製品のHDDへ取り込むこともできる。取り込んだ映像は本製品上で編集、BDへ書き込める。

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