外観のみならず、戦艦大和の動きまで再現するタカラトミーの「技MIX(ギミックス) 地上航行模型シリーズ 戦艦大和」(→目指したのは“究極” 地上を走る「戦艦大和」開発秘話)。単なるスケールモデルにとどまらない新しいリアリティーを持ったプラモデルだ。実際の戦艦大和の重さ(約6万トン)を感じるという挙動を動画で確認してみよう。
技MIX 戦艦大和の可動個所は多い。赤外線コントロールにより、大和の前進・後進・旋回といった操船はもちろん、主砲を旋回、仰角を調整して“発射”も可能だ(発射音)。主砲を旋回させると測距儀も合わせて向きを変え、別売のディティールアップパーツを用いた場合は左右の高角砲まで連動するようになる。これら兵装の動きは、前部と後部が独立しているため、戦艦ならではの複雑な動きが楽しめる。
旋回時には、遠心力で船体を外側に少し(3度)傾かせつつ、後部を滑らせるような動きで曲がっていく。高速で移動しながら曲がる船をイメージすると分かりやすいが、一方でモーターボートのような“軽さ”は感じない。6万トンの巨船が動くときはこんな印象なのかと納得させられる挙動だ。さらに、旋回操作をしてもすぐには曲がり始めず、停止操作時にも慣性運動が働いてしばらく止まらない。
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