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コンパクトな“カジュアル”PCMレコーダー、ソニー「PCM-M10」

» 2009年09月28日 18時28分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月28日、リニアPCMレコーダー「PCM-M10」を10月21日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。

 アナログメーターを搭載したハイエンドモデル「PCM-D1」、その弟分にあたる「PCM-D50」に続く、96kHz/24bitの非圧縮録音が可能なリニアPCMレコーダー。既存2製品よりも本体の小型化を進め、携帯性を高めた。

photophoto 「PCM-M10」

 本体サイズは62(幅)×114(高さ)×21.8(奥行き)、約187グラム。「PCM-D50」比では体積で約60%、重量で約50%の小型軽量化を果たしている。4Gバイトのメモリを内蔵するほかメモリースティック マイクロ(M2)/microSD(SDHC対応)のカードスロットを用意する。録音時に内蔵メモリとメモリカードのいずれかの残量が少なくなった際、自動的にもう一方に切り替える「クロスメモリー」機能が搭載されており長時間の録音が行える。

 録音形式にはPCMとMP3が用意されており、PCMでは、96kHz/24bit、96kHz/16bit、48kHz/24bit、96kHz/16bit、44.1kHz/24bit、44.1kHz/16bit、22.05kHz/16bitから、MP3では44.1kHz/320kbps、44.1kHz/128kbps、44.1kHz/64kbpsの各モードが選択できる。内蔵メモリ(4Gバイト)への録音可能時間は、PCMの96kHz/24bitで1時間50分、MP3の44.1kHz/64kbpsでは134時間10分となる。

 マイクは全指向性を採用。音域の高低を均一に録音できるため、バンド演奏録音時にもそれぞれのパートを忠実に録音可能だ。ステレオマイクの角度は120度に固定されており、自然なステレオ感を得ることができる。また、録音レベルには「オート」(オートゲイン)が用意されている。

 そのほか、再生音の高低を調節するキーコントロールやマニュアル録音時に音のひずみを抑えるデジタルリミッター、ボタン押下5秒前から録音を行うプリレコーディングなどの機能も備える。電源には単三形乾電池を2本使用し、アルカリ乾電池使用時で約46時間の連続録音が行える。カラーはブラックとレッドの2色。同社直販サイト「ソニースタイル」限定でホワイトも用意される。

photophoto ソニースタイル限定のホワイト(写真=左)、別売のスピーカー内蔵ケース「CKS-M10」(写真=右)

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