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手ほどきしてくれる優しいデジ一眼――ニコン「D3000」レビュー(3/3 ページ)

» 2009年11月09日 12時33分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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撮影後も楽しめる画像加工機能

 撮影画像のカメラ内加工機能が充実していることも特徴に挙げられる。アクティブDライティングや赤目補正やトリミング、7種類のフィルターなどのほか、輪郭を強調して色彩を抑える「塗り絵」、模型を接写したような効果を与える「ミニチュア」、パラパラ漫画のような動画を生成する「ストップモーション」といったユニークなものが用意される。試しに画像サイズ:L/画質:FINEで撮影した画像に「ミニチュア」処理を施してみたところ、処理完了まで5〜6秒ほど待たされたが、処理を施す前にプレビューにて効果を確認できるうえ、処理前のファイルも保存されるので、気軽にさまざまな効果を適用して楽しむことができる。

photophoto 「ミニチュア」の適用前(写真=左)、適用後(写真=右)

 スペック的には標準的なエントリー機といえ、ガイドモードやヘルプ機能の搭載によって、デジタル一眼初心者でも触っている内にカメラとの距離を縮めることができる製品――D300はそんなカメラだ。ただ、最近のデジタル一眼レフでは一般的になりつつある動画撮影やライブビュー機能は搭載しておらず、「静止画を簡単に撮る」ことに重点を置いた製品であることが分かる。初心者はもちろん、シンプルに「撮ること」を楽しみたい中級者のサブカメラとしても勧められる製品といえそうだ。

作例

photo レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」、撮影モード「ガイドモード/花や小物をアップで撮る」、F8、1/250秒、ISO 100
photo レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」、撮影モード「ガイドモード/風景や街並みを撮る」、F9、1/160秒、ISO 200
photo レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」、撮影モード「ガイドモード/動く被写体を撮る」、F5.6、1/400秒、ISO 800
photophoto いずれもレンズは「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」。左は撮影モード「オート」、F3.5、1/200秒、ISO 100、右は撮影モード「プログラムAE」F3.5、1/200秒、ISO100、アクティブDライティング:オート
photo レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」、撮影モード「プログラムAE」 F5.6、1/20秒、ISO100、ピクチャーコントロール:モノクロ
photo レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」、撮影モード「ガイドモード/花や小物をアップで撮る」、F5.3、1/10秒、ISO 400
photo レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」、撮影モード「絞り優先オート」、F5.6、1/60秒、ISO 100
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